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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
友の声が聴こえる
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ことはできねぇなぁ。ったく、なんつうイレギュラーな野郎だ」

コブラは俺を見て悪態をつく。さて・・・水天竜モードになったんだ・・・さっきまでよりスピードもパワーも数段上がる。パワーが上がれば・・・

「貴様・・・正気か?」

コブラは俺の考えていることがわかったらしく、驚いている。

「あぁ。攻撃を交わされるんじゃ、これしか俺に勝つ作戦はない!!」

俺はコブラに向かってジャンプし、上方から攻撃をはかる、

「この・・・」

コブラはそれをなんとか避けるが、水天竜モードになった俺の鉄拳は足場である鎖を簡単に破壊する。

「俺と共に落下するつもりか!!」
「そういうこった!!」

俺の作戦は鎖をぶっ壊してコブラを落とすこと。どちらも空を飛ぶことができないから足場がなくなってしまえば落ちる以外に選択肢はなくなる。この高さから落ちれば、いくらコブラでも無事では済まねぇ。最悪、俺も一緒に落ちてでもこいつを落としてやる!!

「うおおおおっ!!」
「このおおお!!」

俺が鉤爪をコブラに放つ。コブラは鎖を壊されると落ちるしかなくなるため避けることができなくなっている。

「だが、貴様の攻撃は全て聞こえている!!全部受け止めてしまえばいいだけのこと!!」
「そうかよ!!」

俺がコブラに向かってパンチを放つ。

「無駄だと言って――――」

コブラはそれを受け止めようと手を出したが、俺のパンチはそれをくぐり抜けコブラの懐を捉える。
























第三者side

皆が鎖を破壊している頃、ある荒れ地では行方不明になっていたキナナが懸命に走っていた?

(呼んでる・・・私を呼んでる・・・段々近づいてくる)

キナナは自分のことを求め、呼んでいる声の元へとただひたすらに走っていた。

(私には聞こえる・・・あの声が!!)

そう思い走るキナナの顔は、ずっと走っていて苦しいはずなのに、なぜか笑っているように見えた。

























シリルside

「がっ!!」

俺のパンチを受けて後ずさるコブラ。

「なぜだ・・・俺にはその動きが聞こえているのに・・・」

コブラは受け止められなかったことにひどく動揺していた。

「水天竜の鉄拳!!」
「うおっ!!」

コブラは俺の攻撃を受け止めることができず、鎖の上に倒れる。

「こんな・・・バカな・・・」
「俺は今までたくさん強い人を見てきた。だけど、必ずしも強い人が勝つわけではない」

俺は倒れているコブラを見下ろし、そう言う。

「本当に強くて
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