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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第115話 Dead or Alive
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フは、微かな笑みを浮かべながらそう言い、アスナの隣で、同じく表情が硬く、強ばらせているレイナを見た。
だが、キリトは軽く笑と。
「愚問です。必要ありませんね。……彼女には、最も優れた者がいるんですから。だからこそ、オレはアスナに集中する事が出来るんです」
キリトは、そう答えリュウキを見た。
腕を組み、眼を瞑り、何かを考えているリュウキを。キリトの言葉にも何も反応しない。……恐ろしいまでに集中しているのが判る。
頼もしい限りだ。
恐らく、BOSS戦に向けての何十、何百、何千ものシミュレートを頭の中で思い描いているのだろう。……そう、思えた。
全ては最愛の人の為に。
心底頼りになる男だと、思えるのだ。
「……何かを守ろうとする人間は強いものだ。君たちの勇戦を期待するよ。BOSS攻略開始は今から3時間後。……予定人数は君たちを入れて34人。75層コリニア市ゲートに午後1時集合だ。……では、解散」
ヒースクリフの一言で、場は解散となった。
左右に座していた幹部たちも一斉に立ち上がり、部屋を出て行く。キリト、アスナ、そして、リュウキとレイナも部屋から出ていった。
そして、部屋を出た先の通路で、リュウキは立ち止まる。
「……すまない。先に言っていてくれないか?」
そう言うと、ウインドウを素早く開いた。
「どうしたの?」
「……今回の件、色々と思うところがあってな。……大丈夫だ。直ぐに戻る。ギルド第一室で待っててくれ。レイナ」
「あら? 私達も待ってるわよ? リュウキ君。まっ、リューキ君はレイが一番だからねー」
こんな時でも、アスナはしっかりと気を保つ事が出来ている。普段の自分を保つ事が出来ている。
本当に強いひとだと言う事がよく判る。本当は、不安なのに、それを出さないようにしているんだから。
……皆の為にも。
「……ふふ、アスナを守るのはキリトだ。……オレでは役不足だよ」
「「っ///」」
リュウキの言葉に2人は一気に赤くなる。そして、レイナも2人を見て微笑んでいた。……4人がいれば何だって出来る。無事に帰ってこられる
そう、強く思えたんだ。
リュウキは、メッセージをある人物に送った後。
来た道を引き返し、再び会議室の前に立った。そして、二度、三度ノックをし、招きを受け 中へと入った。
「……どうかしたのかね?リュウキ君」
「1つ、確認したくてな」
その部屋に残っていたのは、ヒースクリフ。ウインドウ操作している最中だった様だが、来訪者がリュウキだと判り、直ぐにウインドウを消した。
「……ヒースクリフ。アンタは、今回の層、ここ75と言う数時が何を意味するか判らなかった
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