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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第115話 Dead or Alive
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0、人も……なんでそんなことに……」
BOSS戦に備えての偵察部隊。その戦力の高さは、副団長である自分はよく知っている。
……それは当然だ。来たるBOSS戦に備えての重要な情報を得る為の布陣。死者を誰ひとり出さない為の布陣。その為、それ相応の部隊、戦力で取り組むのだ。……BOSS攻略パーティと何ら遜色のないメンバーを選出するのだ。言い方は、悪いが以前の軍のメンバーとは比べ物にならない程の布陣の筈なのだ。それなのに……、たった5分で全滅を……。
「そん……な、ま、まさか……」
レイナは身体を震わせた。かつて、74層のBOSS戦をしたメンバーだからこそ、直ぐに理解することが出来た。そのフロアに、何があるのかを。
「結晶無効化空間……か」
キリトがレイナの代わりにそう呟いた。その言葉にヒースクリフは静かに頷いた。即ち、もうBOSS部屋から、……BOSS戦から、脱出する為には、勝つしかない。
つまり……生か死かと言う事だ。
「そうとしか、考えられないだろう。……退路を絶たれ、そして結晶無効化。……倒すしか出る事が出来なかった。だから……か」
だから、彼らは帰ってこられなかった。
結晶と言う緊急脱出不可となれば、思わぬアクシデントで死亡するものが出る可能性は比較的に高まってしまう。心に、精神に余裕が無くなれば 思わぬミスも起こしてしまうだろう。
「うむ。……そして恐らくここから先のBOSS部屋は全て無効化空間と言っていいだろう」
「っ! ばかな……」
キリトは嘆息していた。
『死者を出さない』
それはこのゲームを攻略するうえでの大前提だった。……だが、各フロアに立ち塞がっているBOSS達を倒さなければ攻略は有り得ない。
「……いよいよ本格的なデス・ゲームになってきた、という訳か」
キリトの表情。
強ばってはいたが、真剣味を増した様だ。先ほどこそは、信じられないと言った様子だったが、今は違う。
もう、覚悟を決めた。そう言う目をしていた。
「だからといって、攻略を諦めることはできない」
ヒースクリフは、目を閉じると、囁くような声だが、きっぱりとした声で言った。
「現状は確かに悪い。……だが、可能な限りの大部隊で当たるしかない。……新婚である君たちを招集したのは心苦しいが、了承してくれ給え。君たちは我々には欠かせない貴重な戦力なのだ」
その言葉を聞いたキリトは、肩をすくめてながら答えた。
「……協力はさせてもらいますよ。だが、オレにとってはアスナの安全が最優先です。……もし、危険な状況に陥ったら、オレはパーティ全体よりも彼女を守ります」
「……アスナ君だけかね? 君たちの絆は私も知っているつもりだが?」
ヒースクリ
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