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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第113話 猫耳の呪い?
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「ん?」
そして、暫くして 今度はリュウキの方にメッセージが届いた。差出人は、キリト……ではなく。
「……アルゴからか」
情報屋のアルゴからのメッセージだ。どうやら、少しばかり頼みたい事があるとの事。
「レイナ。アルゴから頼まれた事があるんだが……一緒に行くか?」
「うぇっ!? あ、アルゴさんからっ??」
レイナは、その名前を聴いて、身体をぴくんっ!と反応させていた。
……アルゴは、リュウキと同じで恐らくSっ気を持っている。この間だって、色々とからかわれたばかりなのだ。
最近では、自身の何かを暴露された事だって……。
「えー……っとぉ! 今日は、リューキくんに、任せていーかな? かな??」
「……ん。成る程な」
「あうぅ……」
挙動不審なレイナをみて一発で理解したのはリュウキだった。
確かに、自分もアルゴを苦手意識をしていた事は希にあったから判らない事もないのだ。
「ん〜……レイナと一緒に、と書かれているが……」
「うぇっ!? な、なんで私もっ!? また私、アルゴさんに何か抜かれちゃったっけっ!??」
レイナは、慌ててリュウキに飛びつくように、表示されているメッセージウインドウを覗き込んだ。……だが、そこには自分の名前はおろか、レイナの『レ』の字すらない。
「………もぉーーっ! リューキくんっ!!」
「ははは、ごめんごめん」
またまた、からかわれた事に気づいたレイナは、ぽかぽか!っとリュウキの胸の部分を叩いた。
「ふんっだ! リューキくんなんか知らなーい!」
「ゴメンゴメン。冗談だよ」
「もぅ! ご飯抜きにするんだからねっ!」
「う゛……、そ、それは勘弁してくれないか……?」
「……へ?」
いつものリアクションじゃないリュウキを見て、レイナは少し戸惑った。何やらリュウキの表情は、すごく慌てている様だった。
「えへへ……、そんなに大変なんだ? ご飯抜きは?」
「う……まぁ、だってレイナが教えてくれたんだから。美味しい料理。楽しい食事を」
「う〜ん、それは私にも責任あるかなぁ〜? どーしよっかなぁ〜?」
「………」
「あははっ! 冗談だよ! ……でも、私をいぢめるの、ほどほどにしてよー」
ほどほどで良いんだろうか?とも思えてしまうが……とりあえず、それはおいておこう。リュウキがいぢめている、と言う意識はあまり無いし、何よりも、その後に言ってくれている可愛いと言うセリフが嬉しかったりしてるのだ。
「はぁ……良かった」
リュウキは安堵感を出していた。
その姿を見たら、リュウキこそが可愛いと思ってしまうレイナだった。
〜第59層 ダナク〜
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