暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第113話 猫耳の呪い?
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〜♪」

 その言葉を、表情を聞いたレイナは、リュウキと同じようにニコリと笑った。そして、もう一口、口に含み……喉を通した所でリュウキの方を見て。

「これは、優しい味。……リュウキ君と一緒でとっても優しい味だからね」
「っ……//」

 朝からの会心の一言を言われて流石にやや赤くなってしまうのは仕方ない。レイナは、ハーブティを楽しんでいた様だから、リュウキの表情を見れてなかった。
 ……残念。

「……そうか。なら、オレにとっての優しい味は、レイナの手料理を初めて食べた時のこと、だな」
「え?」
「……正直、食事をなんとも思ってなかったオレの根底を覆してくれたんだから。……それに、一緒に食べる時と一緒に食べない時の味が変わるのも知れたよ。……断然前者の方が美味しいと感じられる」
「っ///も、もうっ……、でもありがとう、リュウキ君」
「……こちらこそ」

 自然に感謝の言葉を交わし合えるのは素敵な事だとレイナは強く思えた。想いが伝わって、互いに両想いになって半年以上立ったけれど、それは全く色褪せる事は無い事だった。




 そして、暫くしての事。レイナに一通のメッセージが寄せられた。
 差出人はアスナからだ。

「へ〜……、何だか面白そうだね」

 レイナは、その内容を見てくすっ、と笑った。リュウキも気づいたようで。

「ん? どうした?」

 レイナの方へと寄っていた。

「お姉ちゃんからでね?何でも、釣り大会をするんだって! ここの湖畔で」

 レイナが笑いながら答えた。
 確かにこの層は比較的モンスターも少なく安全地帯だと言える。だからこそ、のどかなイベントが行なえると言ったものだろう。

「ん、成る程……、確かあの一番大きな湖は、高難易度設定になってたな。多分そこでするんじゃないか?」
「うん!そのとーり。でも、ちょっと違うのがね〜、ただの釣りじゃないみたいなんだ」
「?」

 レイナの言葉にリュウキは首をかしげる。釣りは釣りじゃないか?と思ったからだ。レイナは、目を輝かせて。

「主だって! それも、とってもおっきい主が居るらしいんだ! この湖で!」

 両手をいっぱいに広げながらそう豪語するレイナ。まるで、自分が見てきたと言わんばかりの表情だ。

「へー……主か、何かイベントが起きそうな予感がするな? その大会で」

 リュウキは、少し考えてそう答えた。
 この世界での娯楽の1つである釣り。デス・ゲームになってから、極めようと思えるプレイヤーは恐らく少ないだろう。だからこそ、見落としているイベントがあったり、釣り上げた主からレアなアイテムを得たりしてもおかしくないだろう。

「えっへへ〜、でも何だか楽しそうじゃん?わたし達も行ってみようよ!
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