暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1045話
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……まぁ、神楽坂ならその辺は許容範囲なんだろう。俺は人の目の前でそういう行為をする趣味はないが、神楽坂は随分と開放的な性癖を持ってるんだな」
「なっ、なななななな……だ、誰が……誰が露出狂の淫乱女よ! そういうのはいいんちょにでも言ってあげなさいよね」
「ちょーっと待ちなさいアスナさん。何でそこに私の名前が出てきますの? 大体私はアスナさんみたいにそっちの趣味はありませんわよ?」

 神楽坂の言葉が聞こえたのか、あやかが殆ど反射的にそう告げる。
 この2人は相変わらず仲がいいというのか何というか……
 あやかも、俺と一緒にいる時とは全く違う表情を見せている。
 これは幼馴染みだからこその表情だろう。
 少し神楽坂が羨ましく感じるが、あやかの女の顔というのは俺といる時にしかしないのを思えば、必ずしも神楽坂だけが羨ましい訳でもないか。

「何よ、だっていいんちょってばアクセルと毎晩毎晩その……18禁的な事をしてるんでしょ! それも大勢で。そんなの露出狂じゃなきゃ出来ないわよ!」
「な、な、な……何を言ってるんですの!? 私達は愛し合っているからこそ肌を重ね、お互いを理解し合っているのです。そんな誰でもいいような破廉恥な性癖と一緒にして欲しくありませんわ!」

 いや、それは事実だけどな。別にそれを大声で言う必要はなと思うんだ。

「へぇ、愛し合っているねぇ。そうなの、レモン?」

 昨日とは違うが、それでも相変わらず紐のような水着を着た夕呼が姿を現す。
 そのからかうような口調に、レモンは頬を赤らめ……るでもなく、艶然と微笑む。

「ええ、勿論よ。私はアクセルを愛しているもの。そんな相手に抱かれることが何かおかしいかしら?」
「……まさかそこで認めるとは思わなかったわね。全く、少しは照れるなりなんなりしてみなさいよ」
「あら、アクセルと一緒に暮らすにはこのくらいの事で照れていてはやっていけないわよ?」
「あの娘は随分と照れてるみたいだけど?」

 神楽坂とギャーギャー言い合っているあやかを見ながら告げる夕呼。
 元3-A組は毎度の事とトトカルチョを始めている。
 しかもキラ達SEED世界の者達や、アルト達マクロス世界の者達も巻き込まれて賭けていた。

「ま、あやかはまだアクセルの女になってからそれ程時間が経っていないしね。いずれその辺も理解するようになるわよ」
「……まぁ、否定出来ない事実よね」

 シェリルがレモンの言葉に同意するのを聞きながら、俺がここにいてもいいものかどうかを真剣に迷うのだった。
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