マブラヴ
1045話
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楽しみにしてたのに……まさかあのテントが完全防音になっているなんて……」
……ほう。
「なるほど、どうやらまだまだ反省が足りないみたいだな。なるほど、エロエロでネトネトな体験がしたいのか。言ってくれればすぐにでもしてやったのに」
「え? あ、いや、ちょっと待った。今のはなし!」
俺の言葉に何かを感じたのだろう。慌てたように告げてくる朝倉に、笑みを浮かべたまま指を鳴らす。
瞬間、空間倉庫から出てきたのは銀色の液体状の物質……スライムだ。
そのスライムは、朝倉へと向かって素早く身体を伸ばしていく。
勿論普段使うように吸収したり切断したりはしない。ただ純粋にスライムのネトネト感を味わって貰うだけだ。
「きゃ、きゃーっ! ちょっ、ごめん、ごめんってば。冗談……冗談だからぁっ!」
そんな声が聞こえてくるものの、スライムはヌルヌルと朝倉の身体に絡みついていく。
朝倉の首だけが出ている状態になり、身体はスライムによって完全に覆われ、まるで雪だるまの如き姿になっている。
その中ではどんな風になっているのか……海の近くだという事で、今日は朝から皆が水着姿だったのが幸いしたのか、それとも災いしたのか。
ともあれ、恐らく朝倉の水着の中にまでスライムは入り込んでいるんだろう。
武士の情けでスライムと俺の感覚は同調させていないが、恐らく中ではどこの18禁ものだって感じになっている筈だ。
……まぁ、それでも最後の一線は超えないように命じてあるので問題はないだろうけど。
「ん、あ、あんっ、ちょっ、どこに入って……ま、待った待った待った! 駄目だってばそこは! あ、そっちも駄目、駄目駄目駄目ぇっ!」
慌てたような声から、若干艶っぽくなってきたところで一旦スライムの動きを止めて空間倉庫の中へと戻す。
その後に残っていたのは、まるで事後とでも表現すべき程に汗とか涙とかでクタクタになった朝倉の姿だった。
ビキニの水着も若干すれており、色々と危うい姿になっている。
「ちょっとやり過ぎたか?」
そんな色っぽいとも、艶っぽいとも表現出来る朝倉の姿を見ながら思わず呟くと、レモンとシェリルの両方が当然とばかりに頷く。
そんな朝倉を前に、まだ若くリビドー的に持てあましている者達がどこか落ち着きのない様子で朝倉へと視線を向けていたが、やがてやってきた神楽坂や近衛、桜咲を始めとしたネギパーティ組が朝倉を男の視線から隠す。
「ちょっと、アクセル。やり過ぎよ」
そして神楽坂の責める言葉は当然俺の方に向けられる訳で……
「人の夜の営みをデバガメしようとした相手に手加減をしろと? ほう、なら今度神楽坂が男とそういう関係になったら朝倉に教えてやろう。その時は喜んでお前をデバガメしに行くと思うが
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