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教師

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in放課後


貴 「さて、帰ろうかな」

ガラッ

貴 「不二?」

鳴海は扉の方を見た。

貴 「え…」

教師 「涙夜」

扉の其処には鳴海の担任が居た。

貴 「何ですか…」

鳴海は怖いのか少し下がった。

教師 「そろそろ教室に来ないか」

貴 「((ブンブンッ」

鳴海は首を振った。

教師 「皆心配してるんだ」

貴 「嫌だ」

鳴海は言い切った。

教師 「良い加減にしろっ!、俺が何れだけお前に尽くして来たか分かってるのか!」

貴 「((ビクッ」

教師が急に怒鳴った。

教師 「毎日校長にはどうなってるんた!って言われて!」

貴 「嫌っ」

教師は鳴海にドンドン近付いて行った。

教師 「良い加減にしてくれっ!、お前のせいで此方までとばっちりだ!、お前せいで!」

貴 「い、嫌っ」

ガシッ

教師は鳴海の腕を掴んだ。

貴 「い、嫌っ(不二っ)」

教師 「お前さえ居なければっ!!」

ガラッ

突然教室の扉が開いた。

不二 「何やってるんですか!!」

グイッ

貴 「っ!」

不二は教師から鳴海を引き離した。

教師 「早く教室に来いよ」

ぶっきらぼうにそう言い放つとバンッと大きな音を立てて出て行った。

貴 「私、悪い子、出来損ないのっ…要らない子…俺さえ居なければ…先生はk((不「違う!」不二…」

鳴海の言葉を不二が遮った。

不 「違うよ、鳴海は出来損ないのでも悪い子でも何でもない…
鳴海は僕の大切な子だよ、大切な友達だよ!」

貴 「っ、ありがとう…ごめん、ちょっと出て来るねっ」

鳴海はそう言って教室を出て行った。

不 「っ鳴海…」


バンッ

鳴海は女子トイレの個室に入った。

カチカチカチッ

貴 「もう、嫌っ」

鳴海はカッターの刃を出して…

シュッ

腕を切った。

貴 「もう、疲れちゃったよ」

コンコンッ

不 「鳴海?」

トイレの外でノック音が聞こえた。

(決してトイレの中に入ってません)

貴 「早く止血しなきゃ…」

鳴海はパックリ割れた傷口をティッシュで拭いてトイレを出た。

不 「鳴海…切っちゃった?」

貴 「ううん、大丈夫、顔洗ってただけだから」

そう言いフレンドリィ教室に戻った。

不 「鳴海…無理、しないでね」

貴 「うん、ありがとう…帰ろう」

鳴海は鞄を持って教室を出た。

不 「鳴海…」

不二もその後を追った。













教師 「((ニヤッ」


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