十九話:因縁と日常
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よりもジーク自身の為に!
大きく息を吸い込んで言葉を吐き出す。
「それ以上やったら家を出禁にするぞ、ジークッ!!」
「それだけは堪忍してーや! ……ハッ!?」
何とか我に返りほんの少しガイストの軌道を逸らすことに成功したジーク。
幸いアインハルトちゃんの方もティオの活躍でかすっただけで済んだようだ。
もっともこれ以上戦い続ける体力は残ってないようだが。
「……もっと、マシな言葉はなかったんですか、リヒターさん?」
「そう言われてもな。俺も自分の家を守る為に発した言葉だから、これ以上の言葉は思いつかないんだ」
「せめて愛を叫ぶとかならロマンチックで許せたんですが……」
「お前は俺に自殺でもさせたいのか?」
恥ずかし過ぎて冗談抜きでベッドから出て来なくなるぞ。
エルスと言い合っている間に試合は圧倒的な強さを見せつけたうえでジークの勝利となった。
気を失っているアインハルトちゃんも心配だが今は明らかにへこんでいるであろうジークからだな。
試合が終わると逃げる様に姿を消したが―――
「俺から逃げられると思うなよ?」
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