十九話:因縁と日常
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おまけ〜ふーどふぁいたージークと非日常〜
切っ掛けはある意味当然のことだった。
「ジーク、自分の食費ぐらい稼いで来い」
「え? でも、どうやったらええん?」
「大食い大会の賞金でも狙ったらどうだ?」
回り出す歯車。運命という名の時計は時を刻み始める。
「勝負事はなんであっても負けへんでー!」
「ええい、奴の胃袋は化け物か!?」
「あれ、もう終わり? ほな、ごちそうさま」
少女のもう一つの物語は加速していく。
「え? 次元世界一の大食いを決める大会?」
「えっへん! 僕は凄いんだぞー! 強いんだぞー!」
「なんか、ようわからんけどリヒターの為にも勝つで!」
来る日来る日も戦い続けやがて少女は伝説となる。
「生涯無敗のチャンピオンが遂に生まれました!」
「あはは……なんかすごいことになっとるけど、お金も貰えたから別にええよね?」
「むー、今度は僕が勝つんだからなー!」
こうして少女は新たなチャンピオンとなり再び次元世界最強の座に舞い戻った。
「リヒター! お金持ってきたでー!」
「……え? マジなのか? 冗談のつもりだったんだがな……」
「えぇっ! 私の頑張り返してーや!」
「まあ、くれるのならありがたく貰っておこう。多分余るからその金でどこか遊びに行くか」
「そ、それって……デートのお誘い?」
「嫌なら、今後のお前の食費の為に貯金でもいいぞ」
「行く! 行く! リヒターと一緒ならどこでも!」
少女戦いはここで一旦終わる。しかし、時が来れば彼女は再び戦いの舞台に立つだろう。
彼女がチャンピオンである限り。
「デート……ふふふ、野次馬根性が働いちゃうなぁ。ミカヤ・シェベル、行きまーす!」
ふーどふぁいたージーク 続く
続きませんよ(´・ω・`)
因みに主人公は本編でもジークが食費を出せばかなり優しくなりますww
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