暗躍
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・・嫌われてなかったんだ。
「うぅ・・・利英さん・・・私のこと嫌いになりました・・・?」
「そんなことないよー。雪ちゃんはずっと私の友達だよー」
「でも・・・きっと利英さんに不愉快な思いをさせてしまいました・・・」
「全然だよー。あ、それよりピアノ同好会が二週間後にコンサート開くんだ!ぜひ遊びに来てねー!」
コンサート?
っていうとピアノの発表会みたいなものだろうか。
・・・すっごく気になる。
「利英さんも出るんですか?」
「もちろん!しかもラスト任されちゃった」
「すごいじゃないですか!私絶対見に行きます!一番前の席でいっぱい応援しますから、頑張ってくださいね!」
利英さんのピアノの腕がその後どうなったのかは知らないが、とんでもないことになってそうだ。
なにしろトリを務めることになるぐらいなのだから。
・・・上元先輩とかも誘ったほうがいいかな?
できれば、利英さんも大人数に応援されたほうがいいよね?
その後、私は部活を済ませて上元先輩たちに利英さんのコンサートに来るよう誘ってみた。
「あー・・・俺は悪いんだけど用事が入っていてね・・・。ホントにごめん!でも、利英ちゃんには応援してるよういっておいて!」
「わかりました、伝えておきますね。上元先輩はどうですか?」
現在私は上元先輩のマッサージ中だ。
なんか最近上元先輩の身の回りの世話はほとんど私が引き受けることになっている。
多分先輩たちが気を使ってくれてるんだと思う。
本当にありがといことです。
「ん・・・俺は別に・・・んぐ・・・何も予定が入ってないな・・・ぐ・・・それ以上はきつい・・・」
「そうですか、では上元先輩だけですね。でも、もっと頑張らないと怪我しやすくなっちゃいます。もうちょっと頑張ってくださいね」
「え、ちょ・・・もう無・・・ぐほあああああああ・・・」
あ、力入れすぎたかも・・・。
一気に前に倒れたもののなんだか限界点を突破したのかあまりの痛みのためか知らないが、気絶している。
「おーおー・・・雪菜ちゃんもなかなかだねー・・・。おーい、上元が気絶したー!誰か運んでやってくれー!」
あうぅ・・・失敗しちゃいました・・・。
「ふーん・・・面白いじゃないの・・・」
どうやら、京介は出かけたようだ。
というよりかは少しの間別の家へ移ったというべきか。
「さすがに少し暴れすぎちゃったかしら・・・。でも・・・愛ゆえってやつよね?最近京介も雪菜っ
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