ドキドキ肝試し2
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や、待て待て私!
漫画とかだと先ずは優しく抱きしめられるところからだから・・・しまった!風呂入ってくればよかった・・・。今日体育あったのにー・・・。
「確かに心細いよな。何か話でもしようか」
うぅ・・・違うー・・・。
で、でも雰囲気はそれっぽい!
あとはうまく誘導すれば・・・!
「そ、そうですね・・・。あ、そういえば好きな人とかいますか!?」
ここは恋愛系の話題で異性を意識させて・・・!
「いない」
即答!?
こ・・・これは逆にすでに付き合っている人がいるのではないか!?
そうなると望みはほぼないも同然・・・いや、ただ単にそういう話題が嫌いというだけかもしれない!
まだ・・・まだ希望はある!
「あ・・・あの・・・では最近サッカー部のフォーメンションをいろいろ考えたんですけれど、効いてくれないでしょうか」
「別にかまわないが・・・。俺より海森さんとかに相談したほうがいいだろ」
海森さんというのは三年生のマネージャーで、実質マネージャーのトップだ。
選手の最終的なスケジュール管理なども全て海森先輩の一括で決まるといってもいいほど。
まあ、普通にやさしそうなほんわかした人なんだけどね。
なんか優しいお母さんって印象だ。
「ええ・・・。ですが、選手の方にも聞いておかないと・・・現場の方の意見というのは重要ですし・・・」
「なるほどな。そういうことなら協力しよう。どんなのだ?」
「そ・・・それでー・・・ここは・・・うぅん・・・央山しぇんぱいを軸にした・・・うぅぅん・・・」
「眠いのか?無理はするな。もう夜も遅い。本来なら帰ってる時間だ」
「で・・・でもー・・・そうしたら上本先輩とお話しできないです・・・」
「さみしいのか?気にするな、不安にさせないように側にいてやるよ。朝になったら起こしてやるさ」
そう言うこと言われると乙女心がこう・・・キュンキュンしちゃう・・・。
しかし、せっかくの二人っきりの時間を睡眠なんかでつぶしたくはない・・・。
で・・・でも・・・側にいてくれるって・・・。
「じゃあ・・・約束してください・・・」
「なんだ?変なのじゃなければある程度は聞いてやるが」
まあ、この時の私は内心かなり不安だったのかもしれない。
得体のしれない怪奇現象に突然会い、もしかしたらずっとこのままなのかもしれない。
だけど、上本先輩とはもっと一緒にいたい、二人っきりのこの時間はできればずっと続いてほしい。
た
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