ドキドキ肝試し1
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『す・・・少しは・・・』
『そうか・・・。!?危ない!』
『キャッ!?』
『雪菜・・・大丈夫か?』
『は・・・はい・・・。あっ!上本さん、あなた私をかばって・・・』
『何・・・この程度どうってことないさ』
『上本さんステキ!!』
なんてことも・・・。
実にすばらしいじゃないか。
よし、ここは臆せず攻める!
「行きましょう!」
「そうか。さっさと済ませちまおうぜ。こんなかったるいイベント」
因みに後に利英さんたちから聞いたのだが、バレエみたいな人は昔踊り子に憧れていた教師が躍っていたものだったらしい。
・・・なんというか・・・黒歴史・・・。
「次は・・・『無限回廊』というものらしいです」
「ああ、他はふざけているものが多いが、マジなやつもいくつかある。その一つがこいつだ。下手すると、一生この廊下でさまようかも・・・な」
「い・・・一生って・・・。こ、怖いこと言わないでください!」
うぅ・・・。
ただでさえこういうの苦手なのに・・・。
で、でも運が良ければうれしはずかしなイベントもあったりして・・・。
「ま、そう怖がるな。たかが噂話だ」
そう言って、頭に手を置いて撫でるようにしてくれる上本先輩。
っく・・・これはなかなか・・・。
「はうぅ・・・。も・・・もっ・・・!?」
私・・・先輩の前で何を・・・。
いくら先輩のなでなでが気持ちよかったからといってそんな恥ずかしいことを頼むだなんて・・・。
やはり、こういうイベントのせいで混乱しているんだよ、うん。
だからさっさと終わらせるべきだ!
「どうした?持上。早く終わらせようぜ」
「は、はい!そうですね!!夜も遅いですし、早く終わらせちゃいましょう!」
まだ混乱している頭で無理に急ごうとしたのがいけなかった。
結果的に言うと、私は自分の足につまずいて転んだ。
それは派手に、頭から。
「ん・・・んぅ・・・」
「ん?起きたか。持上」
「うぅ・・・上本せんぱーい・・・。だいしゅきでしゅー・・・」
「そうかそうか。もう大丈夫か?」
「はい・・・でも立たせてくださーい・・・」
「仕方ねえなー・・・。ほらよ、っと」
男の子の手って意外とごつごつしてるけど、結構あたたかい・・・じゃなくて。
さっきから私は何を言っているんだろう。
というか、なんで私は寝てい
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