暁 〜小説投稿サイト〜
零から始める恋の方法
ドキドキ肝試し1
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
たちにこの二つの素晴らしさを伝えるためにこの銅像を作ったらしいよ」


 「・・・しょーもねー」





















 続いては玄関ホールにかざってある『歴代美人教師のモデルコンテスト』だ。
 もうなにがホラーなんだかよくわからないけど、歴代の美人教師たちの肖像画が真夜中になると一位から順に左から並び変わるらしい。


 「てか、なんで美人教師の肖像画なんてあるんだよ」


 「あれじゃね?ミスコン的な」


 「そういうのって普通生徒を対象にするものじゃないんですか?」


 「ああ、持上たちはまだ知らないだろうけど、どうもうちのミスコンとかって対象とらないらしいんだよ。だから、参加したもの勝ちってわけ」


 成程。
 ということは、年代的にもタイミングを逃さず、そのものの美のフィールを余すことなく受け止めれるわけか。
 何を言っているかもうよくわからないけど、とにかく比較的オープンなミスコンらしい。


 「で、これが問題の肖像画だね」


 「いたって普通の肖像画ですね。しかも、美人教師というだけあってみなさんとってもきれいな方ばかりです」


 「三島先生がグランプリなんだっけ?ほら、保健室の」


 「あー、俺の調べによると男子からはあのどことなく怪しげな雰囲気がいいんだとか。ほら、ミステリアスな女医ってなんか近寄りがたい雰囲気だろ?だからそこに足を踏み入れたくなるんだよなー!これが」


 央山先輩が一人だけ盛り上がってるが、この一番左の三島先生という人が美人教師の中の美人教師らしい。
 そもそも、美人とかって雰囲気でも評価されるんだ。


 「よくわからないけど、もうここはいいだろ。次行こうか」






















 次は踊り場の踊り子。
 一階と二階の階段の踊り場に真夜中になるとオペラ歌手みたいな歌声を発しながらバレエのような華麗な踊りを見せるシルエットのみが現れるという。
 だんだんそれっぽくなってきたが、なんかオチが読める気がする。


 「お?聞こえてきた聞こえてきた」


 確かにきれいな歌声だ。
 声の高さから言っておんなのひとだろうか。
 シルエットは・・・たしかにバレエのような華麗な踊りだ。


 「・・・あれ?あそこの部屋電気ついてない?」


 「お、本当だ。誰か休憩してるのかな?お茶でももらってこよーぜー!」


 「おい!ったく・・・。持上はどうする?俺たちだけで先行くか?」


 え・・・。
 これって・・・二人っきり?


 『雪菜・・・怖いか?』

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ