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高校生エレクトローター
三十五話 学級委員(リーダー)
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員会があるらしい。ということで一人で家に帰ることにした。
そんなに家は遠くないし、来た道くらいわかる。


・・・


靴を履きかえて学校を出る。校門をでたあたりで、誰かに声をかけられた。
女の子の声だ。

『ひろとくんっ!』



ぱっと振り返ると、今日HRが終わった時に話しかけてくれた隣の席の女の子だった。
手を振っていた。どうやら僕を待ってくれていたようだ。

近づいてきた。

『学校の見回りおわった?』

「おわったよ。」
単純に広翔はそういった。

『そっか。じゃあ一緒に帰ろ。』

女の子は可愛らしくそう言った。彼女の表情は裏表のない花のようだった。

「・・・わかった。君、学級委員でしょ。」
思った通りの質問をする。

『えへ。分かっちゃう?』

「気遣ってくれて、ありがと。」
広翔は少し硬めにそういった。

『どーいたしまして。このあと暇?』

「・・・」

『どうした?』

広翔はカバンの中を軽くあさった。

「家の鍵忘れた。」

『じゃあ、決定だね。ティーしにいこー!』
と彼女は前を向き、笑いながら言った。








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