第二十六話 日高中佐!作者はお茶が好きだ!!その八
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「ここまで嫌われてる主人公なんてな」
「これまでなかっただろ」
「ったくよ、動物園でも水族館でもな」
「どいつもこいつも負けを望みやがって」
「ふざけるなっての」
「主役に対する態度考えろよ」
「そうした態度が嫌われる原因なんでしょ」
今回は海軍衆の軍服を着ている瞬がその二人に突っ込みを入れた。
「下衆の極みのそれが」
「おい、あんた前もそうだったがスカートじゃないのかよ」
「ズボンじゃねえか」
「ここはスカートだろ」
「敵組織の女幹部はミニスカートだろ」
特撮でもアニメでも多い。
「それでスカートからちらりだろ」
「場合によってはモロだ」
「ズボンなんてな」
「女の子の穿くものじゃないんだよ」
「何言ってるのよ、作者ズボン推奨派でもあるのよ」
女の子のそれをだ。
「特に軍服の場合はね」
「ああ、そういえば星河の覇皇でもそうだな」
「連合軍もエウロパ軍でもズボンだな」
「スカートないんだよ、星河に出て来る軍隊は」
「女の子でもな」
「そうよ、作者はズボンの色気の普及も目指しているのよ」
ズボン普及委員会である、会員数は現在一名だ。会員は常時募集中であり来る者も去る者も拒まない。
「歌劇でもズボン役ってあるでしょ」
「モーツァルトとかロッシーニな」
「リヒャルト=シュトラウスでもあるな」
シュトラウスは薔薇の騎士のオクタヴィアンが絶品である。
「で、作者はか」
「女の子のズボンにも目覚めて」
「この作品でもあんたがズボンか」
「折角のレギュラーの女の子でも」
「そうよ、そもそもスカートで戦ったら」
特撮やアニメの様にだ。
「動きにくいし見えるし危ないし冷えるし」
「最後が一番重要だろ」
「冷えるっていうのが」
「そうよ、ズボンは誰が着ても似合うし」
それにというのだ。
「あったかいしそのうえ下に重ね穿きも出来るから」
「すげえ現実的な話だな」
「冷えるっていうのは」
「女の子は冷え性なの」
実に身も蓋もない言葉である、そういえばこの身も蓋もという表現は数多く使っているが汎用性が高い。
「だからよ」
「ズボンか」
「この作品でもそうなるのかよ」
「スカートじゃなくて」
「そっちなんだな」
「そうよ、とにかく勝負の時は露出は期待しないでね」
それも全く、である。
「わかったわね」
「寒い作品だな、夏でも」
「本当にな」
二人は瞬がスカートでないことに嘆くばかりだった。
「まあいいか、写真集とDVDは買うからな」
「優香さんな」
「優香さんの写真集とDVDの為にも」
「頑張るか」
「今回の勝負はお茶の飲み比べよ」
瞬は二人に勝負の種目について述べた。
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