第二十六話 日高中佐!作者はお茶が好きだ!!その七
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「そんなの決まってるだろ」
「男の浪漫に生きてるんだよ」
「だから俺達のDTをな」
「今ここで捨てるんだよ」
「やっぱりあんた達死になさい」
お姉さんはまた二人にこう言った。
「そもそも私男は一人だけしか興味ないから」
「一人だけ?」
「一人だけってどういうことだ?」
「彼氏はいるけれど彼女もいるの」
今明かされる衝撃の真実である。
「二人ね。家庭教師先の女子高生の女の子達よ」
「げっ、お姉さんが教えてあげる」
「リアルでやってるのかよ」
「そのエロエロボディでか」
「女の子を篭絡してるのかよ」
「そうよ、だから男は間に合ってるの」
彼氏がいるからというのだ。
「彼女なら募集中よ」
「ちっ、道理で声が伊藤静さんの筈だぜ」
「アニメ化の際の声はな」
勝手に決まったことである。
「そういうことか」
「伊藤静さんは女の子大好きだからな」
何でも可愛い、奇麗な声優さんの胸を揉むことが大好きらしい。かなり素敵な趣味であると言うべきであろう。
「そうしたカラクリだったんだな」
「伊藤さんの声だったのは」
「そうよ、まあとにかくあんた達は死になさい」
また言った女子大生の人だった。
「さっさとね」
「ちっ、ナンパ失敗かよ」
「そこからDTも卒業しようって思ったのにな」
「お友達も紹介してもらって後はハーレム」
「ウハウハって思ってたのにな」
「うわ、こいつ等何処まで下衆なんだよ」
「屑にも程があるだろ」
周りの海水浴客の人達は二人の独白に呆れ返っていた。
「下心しかねえな」
「蛆虫以下だな」
「やっぱり死ねよ」
「さっさと地獄に落ちろ」
「今度こそ負けてな」
「そのまま消えろ」
二人にこれ以上ないまでに冷たい視線を送っていた夏の白浜でのことだ、尚この作品の季節の移ろいは作者の気分による。
二人はその冷たい視線にだ、減らず口で返した。
「今回も勝ってやるからな」
「俺達の勝利を見て精々悔しがってろ」
「それで歯噛みしてな」
「ふて寝でもしてろ」
「俺達はそれを見て笑っておいてやるぜ」
「地獄の鬼の様にな」
正義のヒーローとは思えない台詞で返した、そしてだった。
その戦場である南紀白浜ワールドサファリパークに来た、緑の見事な芝生の傍にライオン等サファリパーク中の動物達が仲良く集まって観戦している。彼等は瞬と日高に声援を送っていた。
「ガオオオーー!(瞬ちゃん頑張れ!)」
「ガウガウ!(日高中佐も頑張れ!)」
「ヒヒーーン!(ジャスティスカイザーは死ね!)」
「ワオーーーン!(御前等は地獄に落ちろ!)」
「俺達って動物にまで嫌われてるんだな」
「ここまで不人気って何なんだよ」
二人は動物達の言葉をスーツの耳にあるマイクロ翻訳機からその言葉
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