2期/ヨハン編
K12 偽・Edge Works Goddess of ZABABA
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して行かないだけ冷静だわ)
《 Gatrandis babel ziggurat edenal―― 》
「――え?」
「これは……融合症例一号も、絶唱を?」
「え、エネルギー数値、シュルシャガナ、イガリマ、共に減圧っ。まさかあの子、二人のエネルギーを奪い取ったっていうの!?」
モニターの中で響が空へと拳を掲げた。
まさかこちらに気づいて本隊を撃破するつもりか、とマリアの背筋は冷えたが、響のしたことは――
「空撃ち…だと…?」
オーロラ色の極大エネルギー波を何もない空へ向けて放つ、それだけだった。
「う…っ!」
「「マム!!」」
ナスターシャが咳き込み、血を吐いた。
マリアは調と切歌に通信回線を開き、急ぎウェルを連れて離脱するよう告げた。
その間にも、横でヨハンがステルス迷彩を切り、アンカーを射出するよう操作している。
「調と切歌、ドクターの収容を確認。――マリア。マムを医務室へ。僕が操縦してここから離脱するから。ドクターにマムの具合を診てもらって」
「分かったわ。ここはお願い」
マリアは操縦席を立ち、ナスターシャの車椅子を押して操縦室を出た。
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