暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
エルザvs.ジャックポット
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さすがっつうかなんつうか・・・」
「うっせぇ!!悪かったな!!不器用なマスターで!!」
「悪くとんなよ、一々」

ワカバの言葉が嫌味に聞こえたマカオが怒った口調でそう言うが、ワカバに軽くたしなめられてしまう。

「キナナの捜索隊は?」

マカオはワカバに問いかける。現在ギルドにはあまり人が残っていない。いるのはマカオ、ワカバ、マカロフと『星空の鍵』の解明を進めているレビィたちだけ。他の者は、突然ギルドからいなくなったキナナを探すためにギルドから外に出ていた。

「ああ。フリードの術式で数時間は持つだろうが、まだ足取りすら掴めてねぇよ」
「クソッ・・・じれってぇな。俺にも何かできることが・・・」

マカオは何もできない自分に苛立ちを隠せない。

「マスターってのはドーンと構えてりゃあいいんだよ!!」

ワカバはそんなマカオにそう言う。

「ところでよぉ、ロメオも見かけねぇが」
「まだまだ、ガキんちょだと思ってたんだがよぉ・・・」

マカオは机に頬つき、そう言う。

「はぁ?」

ワカバは意味がわからず変な声を出す。

「男になってきたってこったぁよ!!ったく、誰に似たんだか」

マカオはロメオがどこに行ったのかおおよその検討がついていた。しかし、その危険なところに向かったロメオをマカオは成長したのだ思い、表情には出さないが、心の底では喜んでいるのだった。



























「換装!!煉獄の鎧!!」

エルザは自分の持つ最強クラスの鎧に換装し、ジャックポットへと立ち向かう。

「ハイハイ!!鋼鉄の壁!!」

ジャックポットはスロットで出た鉄でできた壁でエルザを囲む。しかし、

「ぬあっ!!」
「何!?」

エルザはその壁を突き破ってジャックポットへと突撃する。

「喰らえ!!」
「スロット魔法!!」

ジャックポットは迫り来るエルザをなんとかしようとスロットを回したが、スロットの絵柄が揃うよりも先にエルザかジャックポットの顔面に攻撃を入れる。

「おろぉ!!」

後ろに飛ばされるジャックポット、しかし、先程回したスロットが今になって効果を発揮した。

「激・熱!!モジャモジャプール!!」

ジャックポットは自らのスロット魔法で出したモジャモジャで後ろに行こうとする体を止め、壁にぶつかるのを防ぐ。

「隙だらけだぞ!!」
「あらぁ!?」

ジャックポットは壁にぶつからなかったことに安心しきっていたため、エルザが飛翔の鎧に換装して目の前まで来ていたことに気づかなかった。

「飛翔・音速の爪(ソニッククロウ)!!」
「うわぁぁ!!」

エルザの|音速
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