1期/ケイ編
K14 I LOVE YOU SAYONARA
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集めていたのだ。もちろんその中にはお前の妹も含まれている」
「――――」
プリズムレーザーを一払い。それだけでレーザー砲は碧に光るサーベルへと変形した。
彼が両目に宿すのは、強い敵対の意思。その対象は金蘭の女。
ケイは腕を震わせながらレーザーサーベルをふりかぶり、歌った。
「『俯かない 諦めない』…っ『pray Your Destiny』…! 『突破するんだ』! 『心のmaze』! 『そして』!! 『Your Future』!!」
歌うほどにレーザーサーベル碧の刃の明滅する間隔が短くなっていく。
ケイはそのレーザーサーベルを×字状に振り抜いた。
碧に光る斬撃が女へと飛び、命中した。
斬撃は女だけでなく通路の壁、天井、床さえも斬り抉るほどの威力だった。大きな煙が立って、未来はつい目を閉じて顔を逸らした。
そして、もう一度目を開けて顔を上げた先で、女は立ったまま胴を×字状に抉られのけ反っていた。
「やった、の?」
「…まだ、だ…」
女の、抉れていた部位が、塞がっていく。
「何回やっても、ああして、っ再生、するん、だ…俺じゃ、勝て、なかった…」
「当然よ。お前の纏うそれは、太陽の威を借るただのレンズ。神威にはあまりに程遠い。聖遺物と数えるもおこがましき兵器よ」
ケイは再びレーザーサーベルを上段にふりかぶった。
「戯れに付き合うのもここまでだ」
女が宝石の楔を無造作にこちらに投げ放った。
直後、未来は横から突き飛ばされて通路の橋に転がった。結果として、楔に殴り飛ばされて床に叩きつけられたのは、ケイだけだった。自分を庇ったのだと分からない未来ではない。
今の一撃でケイのギアは完全に解けた。
女がこちらへ歩いてくる。――ケイに今度こそ引導を渡しに来る。
「やめてぇ! その人は、その人だけは…わたしの…ッ!」
その時だった。倒れたケイと、歩いて来る女の間の天井が、瓦礫を落として大きく割れた。
「待ちな、了子」
砂煙の中から立ち上がったのは、二課司令である風鳴弦十郎その人だった。
「ワタシをまだその名で呼ぶか」
「女に手を上げるのは気が引けるが、3人に手を出せばお前をぶっ倒す」
弦十郎が両の拳を構えて腰を落とした。なぜかは分からないが、その構え方を見て、未来は響を思い起こした。
「調査部だって無能じゃない。米国政府のごていねいな道案内で、お前の行動にはとっくに行きついていた。後は燻り出すため、あえてお前の策に乗り、あえて守りに向かないケイ君を残し、他の装者を全員動かしてみせたのさ」
「陽動に陽動をぶつけたか。食えない男だ。だが! このワタシを止められるとでも!」
「応ともッ! 一汗掻いた後で話を聞かせ
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