Another23 ピッコロモン
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郎が言う。
知識の紋章の所有者となるためか好奇心旺盛な光子郎はともかく、ヤマトがこういうことに乗り気なのは珍しい。
大輔「ヤマトさんがこういうのに乗り気なのは珍しいですね」
ヤマト「…俺にも思うことがあるからな」
大輔「え?それって…」
太一「うわあああああっ!!!!」
呼びかけようとした声は、太一の叫びに遮られた。
見れば太一達がかつてファイル島でも対峙したクワガーモンが太一とアグモンに襲いかかっていた。
アグモンはクワガーモンに、ベビーフレイムを放つ。
以前戦ったクワガーモンなら倒せた、成長期での攻撃。
だがこのクワガーモンは全くダメージを受けた様子もなく、その鋭い顎の鋏をアグモンに向ける。
ロップモン[アグモン!!進化して!!]
アインス「成長期では勝てん!!成熟期に進化しろ!!」
ロップモンとアインスの言葉に太一とアグモンは身体を硬直させた。
太一「でも…もし進化に失敗したら…」
アグモン[グレイモンになれなかったら…]
脳裏にスカルグレイモンの姿が過ぎる。
もし、失敗してグレイモンに進化出来なかったら、スカルグレイモンに進化させてしまったら。
今度こそ取り返しのつかないことになる。仲間を傷付けてしまうことになる。
そう思うと身体が動かない。
アインス「どうしたと言うんだ八神は…!!?」
ロップモン[そっか!!きっとスカルグレイモンのことで進化がトラウマになったんだよ!!]
ブイモン[あんな精神状態で進化なんて絶対に無理だ!!大輔!!]
大輔「デジメンタルアップ!!」
ブイモン[ブイモンアーマー進化!ヤシャモン!!]
純真のデジメンタルでアーマー進化し、クワガーモンに突撃する。
ヤシャモン[必殺、一刀両断!!]
両腕の木刀を振るい、文字通りクワガーモンを一刀両断したヤシャモンは、撃破したのを確認するとブイモンに退化した。
ブイモン[ふう…終わったか]
[見事だっピ!!]
全員【ん?】
突如聞こえてきた声に全員が振り返った。
見た目は大きな羽を付けたピンクボール。
つぶらな瞳が可愛らしく、じっとしていればぬいぐるみのようだ。
しかし、そこにいる存在をブイモン達は知っている。
ブイモン[ピッコロモン?]
ピッコロモン[うむ、未熟者ばかりだと思ってたっピが、こういう子達もいて安心したっピ。それにしても他の子供達と来たら…弛んでるっピ!!努力が足りないっピ!!根性がないっピ!!]
ロップモン[似たようなことブイモンにも言われてたよね〜]
全員【返す言葉もございません…】
事実そうなので返す言葉がない。
ゴマモン[どうせオイラ達は根性ないよ]
ブイモン[今更だよ
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