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リリカルビィト〜才牙と魔法が交わる物語〜“改稿版”
五十二話、一夏のデバイス、封じられた属性の実態
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束の言葉に一夏も興味が移る

「……あぁ、折角だし説明しても良いだろ」

そう言い、龍也は掌に……

ーバチチッ!!!バチッ!

漆黒の光を放つ天力球を出現させた

「それが……」

「龍属性?」

「そうだ。俺が最も得意とする天撃の属性……此れは『異質』な特性を秘めていてな……はっきりいうと天力といっていいのか解らない」

「どんな能力なんだ?」

「口よりも見せたほうが早いな……一夏、此に天撃をぶつけてくれ」

「?あぁ……天撃の……」

龍也に言われた通り、一夏は掌に火の玉を生み出し……

「火炎!!」

放つ!

その天撃は、

ーバシィ!

龍の天力球に命中・・・した瞬間、

ーバリッ、ボリッ、ゴキュッ!!

「え!?」

「た、食べた……?」

まるで食べられているかのように一瞬で消滅した

「これがこの『龍属性』の特性……こいつは外部から魔力等の"異能の力"を与えられると・・・それを食べてしてしまう」

「異能の力を食らう!!?」

「じゃあ、天力だけでなく、魔力も超能力も全部!!?」

「そうだ、しかも……"天撃の龍球・返"」

今度は・・・

ーゴアァァァァァ!!!!!!

「んなっ!!!??」

「さっきの天力!?」

もう片方の掌に先程よりも巨大な炎の球を出現させた

「っとまあ、こんなふうに取り込んだ力を強化して取りだし、使うことも可能ということだ……」

両手の天力球を消し、一通りの説明を終えた龍也

「そ、そんな力管理局に知られたら……」

「確実にロストロギアに指定されるな……しかも他の属性との組み合わせ次第でアルカンシェルと同じぐらいの威力も出せる……」

「じゃあ、龍也が使う"樹の滅竜魔法"も……」

「あれはこれと自分の変換資質を混ぜ込んで発動する。龍属性の天撃には"身体強化"もあるからな」

「そう言えば何人かリンカーコアを完全に破壊された犯罪者とか連れてきたよね?」

「あぁ、あれはムカついたから……まぁ、俺の腕が鈍るから普段は使用は控えているよ」

「「いや、頻繁に使っていたら大変だよ!!!」」

龍也の言葉に全力で叫ぶ束、一夏の二人だった……

●○●○

その後、一夏のデバイスによる要望等聞きながら一夏専用のデバイスの形を決めたのであった……
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