暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1044話
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 昼食代わりのバーベキューが終わり、その後もそれぞれ海で遊び続け……やがて夕方になり、夜になる。
 一応今回の海は泊まりがけの旅行という事で、テントを持ってきた。……主に俺が。
 いやまぁ、何だかんだでこの人数分のテントを用意するとなると大量になるので、分かっていた事だけどな。
 勿論技術班が開発したテントだけに、色々と非常識で便利な代物だ。
 例えば暑さをある程度和らげる設計だとか。……これに関しては、別にエアコンのような機能が内蔵されている訳ではなく、純粋にテントに使っている生地の方に秘密があるらしい。
 何でも、俺が門世界で倒した炎龍の皮の部分を参考にして作られたとか何とか。
 確かにファイアブレスを吐き出す炎龍の事を思えば、熱帯夜の30℃くらいの気温なんかはそよ風に等しいのだろうが。
 炎龍の皮を使っているのではなく、それを参考にして作られた生地である以上、当然量産も可能だ。
 炎や熱といったものに対してはかなり強い耐性を持っており、生地自体も防弾と防刃の両方をある程度備えている。そして重量も相当に軽いという特徴を持っている。
 本来であれば防弾と防刃というのは両立しないのが普通なんだが、その辺を可能にするのがシャドウミラーの技術班たる証だろう。
 ただ、防御能力に関してはあくまでも『ある程度』レベルでしかないので、強力な銃弾……それこそ対物狙撃銃とか大口径の拳銃といったものは防げないし、当然ビームやレーザーといったものは防げない。 
 それでもその軽さに対して持っている防御力は非常に高いという事もあって、シャドウミラーの中でも目玉商品になる可能性が高い……と、あやかが言っていた。
 現にギアス世界、SEED世界、ネギま世界、マクロス世界に見本を送ったところ早速興味を抱かれているって話だし。
 そんな生地で作ったテントだけに、実は値段的に考えると相当高価な物だったりする。まぁ、使い心地とかを聞くという意味もあるという建前で皆の分も用意したんだが。
 実際には、単純に技術の無駄使いでしかないんだよな。俺にしても、まさかレモンを通してテントを作って欲しいと要求したら、この生地で出来たテントが出てくるとは思わなかったし。
 魔法球があるから、何気に前日の夜に頼んでも全く問題なく出来上がるというのは……喜ぶべきか、悲しむべきか。
 ちなみに、当然ながら星刻を始めとするギアス世界の一行は陽光へと影のゲートを使って送っておいた。
 さすがに天子の地位にあるものをテントで泊まらせる訳にはいかないし、オデュッセウスだけに留守番を押しつけるってのもちょっと可哀相だし。
 海に入った後なので、当然一旦全員が風呂に……具体的には近くにある自然の温泉へと向かい、その時に微妙に一騒動あったりしたんだが、それは取りあえず置いておこう。
 俺
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ