暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1044話
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としては色々と眼福だった事だし。
 ともあれ、風呂に入って汗と海水を流してテントも張った、夕食のカレーも食ってとやっていれば、夜になって始まったのは……

「うおおおおおおおっ、おい、こっちに来るなシン!」
「待て、分かった、分かったからちょっと待つんだ」
「うるさい! アウルもスティングもステラに変な事を教えて……天罰だ!」

 シンがそう叫ぶや否や、その手の中からロケット花火が飛んでいく。
 ……花火を人に向けてはいけません。

「ちぃっ、やらせるか、やらせてたまるかよっ!」

 瞬動を使ってロケット花火から退避するスティング。アウルもまたその後に続くようにして瞬動を使用していた。

「うわっ、何て言うか……凄いですね。生身でああいう動きが出来るってのは」
「EX-ギアでああいう動きが出来るようにしてみるか?」

 興味深そうにスティングとアウルの動きを眺めていたルカの言葉に、思わずそう返す。
 実際、EX-ギアは簡易的ではあるがパワードスーツでもあるんだから、頑張れば……いや、さすがにそれは無理か。色々な意味で。

「あはははは。それが出来たらいいんだけど……あんな風に、瞬間移動染みた真似とかどうすれば出来るのか分からないよ。……あ、ちょっとアクセル君。何だか小さい子が巻き込まれて……いや、自分から混ざってるけど、いいの?」
「うん? ……ああ、小太郎か」

 ルカの言葉に視線を向けると、そこではどういう成り行きになったのかは分からないが、小太郎がシンに協力してスティングとアウルへ向かって気弾を放っているのが見える。確か、空牙とかそういう技だったか?

「おい小太郎! 何だってそっちに協力してるんだよ! お前には関係ないだろ!」

 放たれる気弾を瞬動で何とか回避しながら叫ぶアウル。
 生身での戦いともなれば、それを専門としている小太郎に勝てる筈もないからだろう。
 そもそも、シャドウミラーでも生身の戦闘を得意としているあやか達4人ですら、小太郎に対する勝率は著しく低い。
 いや、寧ろ小太郎を相手に白星を幾つか挙げたのを褒めるべきか。
 ともあれ、小太郎というのはそんな相手だ。生身での戦いでは円や美砂に未だ連敗しているスティングやアウルがこの状況でどうにか出来る筈もないだろう。
 実際、連続して放たれる気弾を何とか回避するのが精一杯なんだから。

「いけやっ、兄ちゃん。奴等の足は俺が止めたるさかい!」
「え? あ? え? あ……ああ!」

 一瞬何が起きたのか分からない様に動きを止めたシンだったが、すぐに小太郎が自分の味方をしてくれていると気が付いたのだろう。すぐに手に持ったロケット花火へと蚊取り線香で火を付けて放つ。

「うっ、うわっ! 危ないってこら!」
「ちぃっ、させ
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