第4巻後編
夢オチのラウラ×移動時の間×蒼い翼の存在を確認
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で夏物がまだ残っているから、先にそっちを・・・・」
「待て、秋の服はいらないぞ」
「は?おいラウラよ。いらないとは理由を申してみよ」
「今は夏だから、秋の服は秋になってから買えばいい」
『パシイィィィィィィィイン!』
俺のハリセンに火が噴いたような良い音を鳴らしたので、一瞬客や店員がこちらを見るが説教モードと化した俺を見るや見なかった事にした客や店員だった。
「いったぁぁぁぁぁ、な、何をするんだ一夏」
「阿呆。女子は普通季節を先取りしてから用意するのが筋ってもんだ」
「ラウラに分かりやすく言うとね、もし戦争になってから装備や兵を調達したとしても間に合わないでしょ?一夏もファッションには特にうるさいから、覚悟してよね?ラウラ」
例えばの話をしてから、備えあれば憂い無しと言う。単純に女子としての感性の問題なのか、ラウラは理屈で理解したかに見えた。俺やシャルも間違っている事を言ってないので、それでいいやと諦めが若干入っている。
「とにかく、順番に回って見るからね。特にここは一夏の知り合いの店ばっかりだから、分からない事があったら何でも訊いてね」
「そうだな。一夏とシャルロットが一緒なら心強い」
と言う事で三人はエレベーターに乗って一気に七階まで進む。冷房の効いた館内は、夏休みという事もあるのか十代の女子男子で溢れていた。
「はぐれるとマズイから、シャルにラウラ。俺の手を繋いで行こうか」
「そうだね」
「う、うむ」
さらりと言う俺に対してシャルは何ともないが、ラウラは少し照れていたかのように頷いていた。素直に肯定してしまうのが、ラウラらしくないと思ったがここはデートしているようなもんだ。
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