【東方Project】編
077 月面戦争
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返事は聞けそうでは無さそうですけどね。その様子じゃあ」
「「月≠ノ攻め込む?」」
……気付いた時には、シホと異口同音に口を開いてしまっていた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
……そんなこんなで紆余曲折あって、俺は月に乗り込む事になったのだった。……現在進行形でリアル【逃走中】な理由は、警備隊へと見聞色″桙ンで耳を澄ませてみたら、どうにも“穢れセンサー”なる物に引っ掛かってしまったらしい。……それで今は都の──大都会≠顕示している様な大通りから2本ほど裏道に入った様な場所に息潜めていたりする。
紫達──大隊≠ニは行動を別にしていて、“腑罪証明”で転移してから数分の事だったので、少々面を食らっている。……紫が率いる軍勢が表≠フ月で争っている最中なので、タイミングが悪かったのもある。よくよく考えなくても、表の月≠ナ戦があれば月の都≠ノ緊張が走るのは自明の理だったのだ。
「……俺って、本当バカ…。……なんちゃって」
ネタ台詞を漏らしつつ、多少息落ち着ける場所も見つけたのだし、今俺が追われている理由──穢れ≠ノついて考察する事に。
(……そう云えば──輝夜は俺に、穢れ≠ェあまり無いと言っていたっけか。……それなのに、こうもあっさりと追われている。……となると、考えられる理由は大まかに分けて2つか)
追われている主な理由の2つ──それ載ち、この月の都≠フ“穢れセンサー”が高性能なのか──はたまた、俺が“穢れセンサー”なる物にに引っ掛かる程度には穢れ≠フ濃い物を持っているからか。
「だったら…。……あんまり取りたい手段じゃないんだけどなぁ…。……背に腹は変えられんか」
“答えを出すもの(アンサートーカー)”でここ──月の都の住人にとっての穢れ≠ノついて答え≠出す。……その出てきた膨大な量の答え≠要約していく。
「穢れ=c。生きる∴ラに他者を殺す事──そして死≠ゥ。……漸く見えてきた。だったら、対処法はある」
俺は穢れ≠ェ薄いが、月の民ほど穢れ≠ェ無いわけではないらしい。……敢えて例えるなら月の民が白に近い灰色≠ネら、俺は黒に近い灰色≠ナ、その差が“穢れセンサー”なるものに引っ掛かった理由だろう。
「“死なない遺伝子”」
……対処法は簡単である。一時的≠ノ“死なない遺伝子”──不死のスキルで死≠遠ざけてやれば良いだけだ。
「……成功成功」
遠退いて行く警備隊の声に、ほくそ笑むのだった。……それからはやりたい事≠するために行動を始めた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「……て、紫ピンチがだな」
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