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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第108話 笑顔が一番
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」
レイナは ずいっと、人差し指を鼻先に伸ばしてそう言う。それを聞いたら、リュウキはもう何も言えない。
「はい。忘れてません」
「ん、よろしい!」
「「……あははは!」」
最後には、2人は笑顔になる。……2人は、いつも笑顔から一日が始まるのだった。
それは レイナが朝食を作っている最中だった。
「…えっ!? りゅ、リュウキ君っ!」
「ん? どうした?」
「お姉ちゃんから、メッセージ!! 見てっ!」
レイナは、リュウキの前に出て、ウインドウを可視化させた。リュウキの目の前にアスナから送れてきたメッセージが飛び込んできた。
その内容は……。
「目を覚ましたんだ……良かった」
「うんっ!! 本当だねっ! でも……ちょっと気になるね、……私も、あの娘は10歳くらいだって思ってたんだけど……」
「ん。……幼児化傾向か、ここは脳でプレイしてる世界だ。……何か
心的外傷
(
トラウマ
)
の様な出来事があったのかもしれない……な」
「うん……、お姉ちゃんとキリト君の所に行ってみよ? 私達にも出来る事あると思うんだ」
「……そうだな」
そう、あの少女が目を覚ましたとの知らせを受けた。朝、目覚めたら少女が歌を歌っていて、それで呼びかけたら目を覚ましたらしい。そして、話を聞こうとしたんだけど、自分の名前しか思い出せなくて、そして言葉も覚束無い。まるで物心ついたばかりの幼児の様だと。
その後、2人は足早にアスナとキリトの家に、目を覚ました少女に会いに向かった。
〜湖畔のログハウス キリトとアスナ宅〜
時刻は丁度正午。
「お姉ちゃーん!」
レイナは、ドアを勢いよく開く。……勝手知ったる他人の家?じゃないかと思える、まぁ姉妹だし問題ない事とする。
ともかく、レイナはノックもせずに急いで扉を開けた。
リュウキは、一歩引いていた所でいて、苦笑いをしていた。リズの店での事を思い返していた様だ。
「レイ、いらっしゃい」
「んー……?」
アスナと、そして少女が出迎えて……じゃなく、こちらに反応して振り返っていた。キリトは、新聞、情報誌を確認をしている様だったから。
「あ……」
レイナは、その少女の姿を見るなり、一目散に駆け寄った。少女は少し、驚きの表情をしていたけれど。
「よ、良かったね? えっと、ユイちゃんっ! 本当にさっ!!」
ぎゅっと、少女に……ユイに抱きついた。
「あっ……? え……」
「ちょっとレイ? ユイちゃんびっくりしてるじゃない」
レイナが抱きつく強さの方は思いのほか強く、ユイ本人にどうする事も出来ないそして、レイナもいきなりは拙かったかと、慌ててユイを離した。
「そ、その
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