十八話:高町家と日常
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おまけ〜もしもなのはと付き合っていたら〜
「リーヒーターくーん!」
「な、なのはさん!?」
突如として後ろから抱き着いてきたなのはさんに思わずドキリとして声が裏返ってしまう。
女性特有のほのかに甘い香りが俺の鼻孔をくすぐってくる。
「もー、二人っきりの時は呼び捨てで呼んでって言ってるよね?」
可愛らしく頬を膨らませて文句を言うなのはさん。
俺よりも結構年上なのにこういった仕草を見ると同い年か年下に見えるから不思議だ。
付き合い始めてまだ少ししか経っていないがこうやって甘えてくるところが堪らなく可愛い。
「そうだな……なのは」
「えへへ、リヒター君にそう呼ばれるとやっぱり嬉しいな」
「俺はいつになったら君付けが無くなるんだ?」
「お姉さんと同い年になったらやめてあげるよ」
「はぁ……つまりは一生外さないのか」
可愛らしく甘えてくるかと思えば年上らしく俺を振り回してきたりする。
そういった所も嫌いじゃないがなんというか悔しい。
俺の方から告白したが主導権は基本的になのはにある状態だ。
「リヒター君」
「なんだ? なのは」
「大好きだよ」
本当に幸せそうな顔でそう言ってくるなのはに思わず見惚れてしまう。
だが、何とか平静を保って返す。
「いきなりどうしたんだ?」
「えへへ、何だか言いたくなったの」
「そうか……その、俺も大好きだよ」
こんな夢の様な幸せがいつまでも続けばいいのにな。
そう思いながら俺はなのはの頭をゆっくりと撫でるのだった。
ジーク:[壁]∧〈・〉)<リヒター……?
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