情報進機-インフォメイザー-
第0機 zero -戦いの序章-
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れ‥‥‥‥何だ?」
いつもは川しか見ていなかったが
その延長線上には海が見えるのだ。
そんな普通の海に、二つの影が見えた。
すると、一つの影が急にこちらに飛んで来た。
ズドオオオオオオォォォォォォォオオオオオオオンッ!!!
「うわあァッ!?」
何か巨大な人型のものが飛んで来て、川に倒れこんだ。
衝撃で川の水が勢いよく弾けて、それが僕にかかった。
僕はズブ濡れになったが、それよりも目の前の事が
あまりにも非現実すぎて動けなかった。
?痛たたたた‥‥‥‥‥?
その人型の生物が河川敷の上の歩道に乗っていた頭を
ゆっくりと起こしながらつぶやいた。
拡声器を通したかのようで、女の子の声だった。
?え?何でこんなところに人がいるの!??
人型の生物が僕を見下ろしながらそう言った。
僕はもはや訳が分からなさ過ぎて、頭が働かなかった。
?そっか、こんな所まで投げられちゃったのか‥‥‥‥‥?
人型の生物はそうつぶやきながら立ち上がった。
改めて見てみると、本当に大きかった。
この市内にある建物と比べても、はるかに大きかった。
?‥‥‥危ないから隠れてて!?
そう僕に言うと、向こうから歩いて来ている
もう一つの巨大な何かに向かって走って行った。
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
僕はその場にしばらく立ち尽くしていた。
僕は口を開けている。開いた口が塞がらないとは、まさにこの事だ。
何だろうか。これは夢なのだろうか。
目の前に謎の巨大生物が二体。
いや、目の前と言っても実際はかなり距離があるのだが
二体の巨大生物があまりにも巨大すぎて
かなり近くにいるように感じたからそう言ってしまったのだ。
よくは分からないが、やばいと言う事だけは分かる。
戦隊ヒーローが巨大ロボで敵の怪人と戦っているのを
真下から眺めているような気分だ。
しかも、これは特撮ではなく本当に起こっているのだ。
この時の動揺は本人にしかわからないだろう。
?はぁっ!!?
先程、ここに突っ込んできた方、つまり
僕の事を気遣ってくれた女の子(?)は
何だかどこかで見たことのある姿をしている。
あえて例えるなら、トカゲ‥‥‥いや、爬虫類よりは
両生類のサンショウウオに近い姿をしていた。
全体的に丸いデザインだが、意外と容姿は細身で
"某汎用人型決戦兵器"にそっくりだった。
色は全体的に明るみのある青で、所々に白と黄色。
全身が透明な粘液に覆われており、光沢があった。
そんな彼女は右手を大きく振りかぶった。
?‥‥‥‥‥‥‥‥‥?
対する彼女を投げ飛ばしてきた方は
何と言うか、カ
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