ターン30 鉄砲水と移動砲台と侵略者
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表示で特殊召喚できる」
ワーム・ゼクス 攻1800
???(ワーム・ヤガン)
「バトルだ!ワーム・ゼクスでグレイドル・コブラに攻撃!」
緑色の地面にへばりつく十字のような形をしたモンスターが、平べったい体を伸び縮みさせるようにして猛烈なスピードで赤いコブラの近くまで移動する。一瞬のためののち、わっと飛びかかって体の中央にある口でコブラの上半身をいっぺんに食いちぎった。
ワーム・ゼクス 攻1800→グレイドル・コブラ 攻1000(破壊)
万丈目&清明(?) LP4000→3200
自分のモンスターが破壊されたというのに、グレイドルさんは慌てない。それどころか、僕の顔を使ってニヤリと笑ってさえいる。よく見ると食いちぎられたコブラも変だ。普通モンスターが戦闘破壊されたらさっさと光になるなり爆発するなりして消えるのに、なぜか血の一滴も出ていない銀色の切断面はまるでスライムか何かのようにツルンとしている。そしてその首なしの蛇が、ゆっくりとまるで目が見えているかのように正確な動きで残りの体も全部ゼクスの口の中に飛び込んでいく。
「(うわっ!?)」
『ごめんなさい説明遅れましたけど気持ち悪いとか思わないでくださいお願いします、私たちにとってはこれでいいんです!』
あいかわらず落ち着きなく僕にそう弁解し、また僕の体でパッと野中に向き直るグレイドルさん。なんだろう、ちょっと見てて面白くなってきた気がする。
「グレイドル・コブラが戦闘破壊されたことで効果発動……相手モンスター1体に憑りつき、その装備カードとなってコントロールを頂きます。今のあなたの場に存在する表側表示のモンスターは1体、ゼクスはこちらで預かりましょう」
何と緑色だったゼクスの体に銀色の模様が内側から浮かび上がり、その直後にゼクスが体の向きを変えて僕らのフィールドの前まで来た。なるほど、攻撃力1000のモンスターをなんの伏せカードも伏せずに出したのは、最初から破壊されることを狙っていたからなのか。
「なるほど、厄介だな。しかしわが同胞、必ずや取り戻す。カードを伏せてエンドだ」
万丈目&清明(?) LP3200
モンスター:V−タイガー・ジェット(攻・W)
ワーム・ゼクス(攻・コブラ)
魔法・罠:グレイドル・インパクト
W−ウィング・カタパルト(X)
グレイドル・コブラ(ゼクス)
中野(?)&野中(?) LP2900
モンスター:???(ワーム・ヤガン・セット)
魔法・罠:「A」細胞増殖装置
1(伏せ)
「俺のターン、ドロー。なんかお前ら本当に変だぞ、体調でも悪いのか?まあいい、ウィング・カタパルトのユニオンを解除して特殊召喚、そして自分フィールドのVとWを
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