ターン30 鉄砲水と移動砲台と侵略者
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→???(ワーム・ヴィクトリー) 守2500(破壊)
光と闇の竜 攻2800→2300 守2400→1900
「バカな!?」
「これこそが光と闇の竜の効果だ。チェーンブロックを作るあらゆる効果の発動を、自身の攻守を500ポイント下げることで強制的に無効化する」
「お前、あれだけ偉そうなこと言って、この結果がこれか」
「黙れ……!」
こっちが何も言わなくても勝手に相手がパートナーを怒らせたり煽ったりしてくれる。分断工作を考えなくていいのは楽なもんだ。
とはいえ、楽観ばかりはしていられない。光と闇の竜の効果は確かに強力だけど、それは強制効果という分類上カード効果が発動されたら嫌でも無効化しなければならないという弱点も含んでいる。つまり、もし中野の手札に無駄打ちできるカードとある程度のアタッカーがいればこの大型ドラゴンもあっさり突破されてしまうということだ。
「俺は、これでターンエンドする」
だが、万丈目はそれを本当に分かっているのか、何もしない。ただいつものように不敵に笑い、自身のモンスターに全てを任せるのみだ。
「俺の邪魔するなら、もうパートナーなど必要ない。お前には頼らん、1人で勝つ。ドロー、スタンバイフェイズ、「A」細胞増殖装置が起動!」
「くっ……光と闇の竜は、チェーンブロックを作る効果を無効にする………」
光と闇の竜 攻2300→1800 守1900→1400
「これでは終わらん。通常魔法、侵食細胞「A」発動」
「光と闇の竜……効果発動だ」
光と闇の竜 攻1800→1300 守1400→900
「貪欲な壺」
光と闇の竜 攻1300→800 守900→400
強制効果の乱用により、あれよあれよという間に光と闇の竜の攻守はそこらのレベル3モンスターにも吹き飛ばされるような数値にまで落ち込んでしまう。守備力が500未満になったため、これ以上下がることがないのが救いといえば救いだけど。
「エーリアン・ハンター」
体中に青い球体を持つ、ウォリアーよりもややシャープな見た目に巨大な三つ叉の槍のような武器を抱えたトカゲ戦士といった風体の宇宙人。その目には確かに知性の光が宿っていた。
エーリアン・ハンター 攻1600
「エーリアン・ハンターはAカウンターが乗った相手を戦闘破壊した際、連続攻撃の権利を得る」
「なんだって!?」
『あああどうしましょうどうしましょう、今度こそどうすればいいんでしょうかこれ!?』
「安心しろ、清明」
ハンターの攻撃力は、今の光と闇の竜より800多い。そして光と闇の竜が戦闘破壊されたら、フロストもいない今度こそ攻撃を防いでくれるモンスターはいない。1600のダイレクトが直撃で、僕らのライフは0だ。
だと
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