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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第107話 眠れる森の姫
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あの≪眼≫に関してもそうだから。
「でも、どうしてこんな小さな子がSAOの中に……」
アスナは直ぐに表情を直し、唇を噛んだ。
今はデスゲームとなってしまっている危険な仮想空間にこんな小さな子供がいる事に驚愕を隠せないのだ。それに必ず守っているか?と言われれば少ないかもしれないけど年齢制限だって存在するのに。
「10歳……いや、8歳くらいかな」
「それくらいだね。私が見た中ではダントツで最年少プレイヤーだよ」
「そうだな、以前にビーストテイマーのシリカ、女の子と知り合ったけど、それでも13歳くらいだったからなぁ」
アスナははじめて聞く話に思わずキリトの顔を見やってしまっている。
「ふぅん……、そんな可愛いお友達がいたんだ」
「ああ、たまにメールのやり取り……って、いやそれだけで、何もないぞ!? あの時はリュウキもいたし、結構状況が状況だったし」
「ふぅぅん……、どーだかねー。キリト君もリュウキ君もすっごい鈍いし。……それに、そんなに前って事はレイとリュウキ君が付き合う前だよね……? 正直、2人揃ったら、超鈍感チーム結成ってヤツじゃん!?」
アスナは、つんっ!と顔を逸らせた。鈍感鈍感と言われてキリトは少し心外そうだったが、リュウキの事も見ているし……、周りから見れば自分も??と思ってしまった為、風向きを変えようとした。
「おっ! こんな時間だな! そろそろ2人だって来るかもしれないし」
「そーだね……。でも、その話は2人が来たらちゃーんと、話し聞かせてもらいますからね」
「うっ……」
そんなこんなでレイナとリュウキもその後到着した。
――……到着するなり、突然メッセージとは関係の無い、そのシリカの事から始まった。
レイナは、初めはメッセージ内容と違うから、困惑した表情だったが……、話を聞くに連れて、どんどん喰らいついてきたのだ。シリカの件はレイナもリュウキから聞いていなかったから。リュウキ自身は、別に隠していたわけじゃないが、レイナにはそう見えたようだ。それに レイナは直ぐにやきもちを妬いてしまう。
所謂、彼女は独占欲がやや高い?と言う事はもうリュウキも判っているから。
「はぁ……、キリト、あの時の事ちゃんと説明してれば良かったんじゃないか?」
「う……それはそうだが、お前もそうだろ!」
「話す必要ないって思ってたからな。あまりいい話でもないから」
「「え!」」
レイナとアスナは、少し驚き声を上げた。
女の子の話であまりいい話じゃない、と言う事は……。
(ひょっとして……)
(振られちゃったとか?)
2人がそう思ってしまうのも無理はないだろう。……だが、正直ありえないとも思えてしまっていた。
難攻不落、
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