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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第107話 眠れる森の姫
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、レイナが 可愛くて……その……」
ここまで言うと少し照れくさいからリュウキは直ぐにそっぽ向いた。そんな事をそんな顔で言われても……。
「む〜〜///」
ただただ、レイナは顔を赤らめ頬を膨らませる事しか出来なかった。
その後は、22層を中心に2人でデートを続けた。
その道中、キリト達以外にもプレイヤーは何名かいた。主にこの綺麗な湖で釣りをしているようだった。釣りはこのゲームのサブイベントでもあり、娯楽の1つでもある。だが、デスゲームとなってしまった今では、攻略に参加しないプレイヤーにとっては娯楽である以上に貴重な生活資源だ。釣った魚のグレード次第で、収入源にもなるし食料にも勿論なる。早い話、釣りスキルをコンプリートすれば、かなり使えるスキルとなるんだ。
それに、ここ22層はアインクラッドで最も人口が少ないフロアの1つ。
その理由が、フィールドにモンスターは出現せず、更にはこの層の迷宮区の難易度もかなり低い。リュウキやキリト、そして 各ギルドの面々たちが攻略に乗り出し、僅か3日で攻略される程のもの。だから、安全に釣りをしようと思えば此処が最適な場所だろう。
「私たちも今度試してみようかな?釣りっ!」
レイナはリュウキにそう言う。
「ん。そうだな。そう言えばこれまで試した事は無かった。」
リュウキも釣り人たちを見ながらそう呟く。戦闘以外のスキルは見向きもしてなかったから。
たまには悪くない……と。
「ん〜……。あっ!」
レイナは何かを思ったのか……、リュウキの顔を覗き込んだ。
「リュウキ君が、お魚を釣って調達してきて、私が美味しく料理するっ!って言うのも有りだよね?」
専業主婦になる! と言う事だ。
――……旦那さんが稼ぎ……奥さんが支える!
最近は共働きが主だけれど、……そう言うのだっていいじゃん!とレイナは思った様だ。男女平等と銘打って、女の子だって働く時代だ。……自分の母親も……そうだから。
「そうだな。レイナが作るのなら、……更に気合入る。毎日が楽しみだ」
リュウキは笑顔で答えた。レイナが作る料理は文句なく美味しい。一緒に食べれば尚更だとリュウキは思っているし、何度も言っていた。その度に、レイナは顔を赤らめて礼を言うのが恒例となっている。
「あはっ……! 頑張るからね〜!」
レイナは、ぎゅっ……とリュウキの腕を取った。その2人の微笑ましい姿は釣りプレイヤー達からもよく見える。まさか……同じようなカップルが2組もいるとは思ってもいなかったから、初めこそは少し驚いていたようだけれど、直ぐに笑っていた。
そして、レイナもそれに答える様に手を振った。
「ほらっ! 手、振ってるよ? リュウキ君
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