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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第107話 眠れる森の姫
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っていっていた。どうやら、姉妹共々にオカルト系は苦手のようだ。
この世界のモンスター。アストラル系ででも普段の倍増しで声を上げているのだから。
リュウキは、この時レイナが行きたい場所に65,66層が無い理由がはっきりと理解したのだった。
そして、家に着くなりレイナは。
「わ、わたし別に怖くないよ〜?? だ、だって 折角の休暇なんだからさ、お姉ちゃんとキリト君の2人きりにさせてあげたいでしょっ!? そ、それに私達と一緒で新婚さんなんだから! 新婚さんなのっ! 邪魔しちゃ悪いのっ!」
そう言っていた。
……でもレイナは明らかに、声が裏返っている。ここまで解りやすければ、リュウキでも解るだろう。
「……なるほどな」
「な、何が なるほどな、なのっ!! 怖くなんかないんだからねっ!」
リュウキが笑いながら言っているからレイナも意地になったようだ。その笑顔を見たら、何がなるほどなのか、判るから。リュウキはそんな彼女を見てニコっと笑うと……。
「そうか。なら……、後で行って見るk「やだぁぁっ!!」」
リュウキが『行こう』そう言おうとしたと同時にレイナが、ぎゅっ!っと両手を握り締めながら首をぶんぶんと左右へと振った。そして、若干涙目になっている。……その怯えている姿が……リュウキには何処と無く可愛く見えて。
リュウキは、笑っていた。
「あぅ……リューキ君がSになったよぉ……」
レイナは笑っているリュウキを見てそう言う。
SかMか?って聞かれたら……、はっきり言って解らないんだけれど、リュウキの事はどっちでもないとレイナは思っていたんだ。でも、今の姿を見たら……、どう見てもSにし見えないと思った様だ。
「……ん? ……S??」
リュウキはレイナが言っている《S》と言う意味が解らなかったようで首を傾げていた。それも本気で言ってるから、自覚がなくそう言う事をしているのか?っとレイナが思った瞬間。
「もーーっ! Sは、サディズムって事だよっ!! その頭文字からSって言うのっ!! リュウキ君、今、楽しんでるように見えるからっ! どSだよぉ〜〜!」
レイナは少し顔を赤くさせながらそう言った。握りこぶしを作って、リュウキの胸目掛けて振るう。
「……ああ。なるほど」
リュウキは1つ理解したように頷くと。再びレイナの方を向いて笑う。
「何も別に喜びを感じている訳じゃないぞ?」
「えー……だって、私をいぢめてるもん……。すっごく、いぢめてるもんっ」
レイナはぐすっ……っと涙を拭った。本泣きしてるわけじゃない。これはデフォルメ泣きだ。それはリュウキも重々承知な訳で本気にはしてないけれど。
「ああ、虐めていたわけじゃないんだが……、何だか
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