暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第106話 そうだ、大胆にいってみよう!
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をかける訳にはいかないからな。残りを済ませて戻ろうか。……漸く終わったな」
リュウキは、軽く腕を回し、そう呟く。目的をもって行動をしたのだが、よもやここまでかかるとは思ってなかったようだ。日数にしたら2日間だが。
「転移・リンダース」
リュウキは、転移結晶を掲げると、転移場所を指定。そして眩い光に包まれながらこの場から姿を消した。
〜第22層・コラル 湖畔のログハウス〜
レイナは、とりあえず家でリュウキを待つ事にしていた。モヤモヤは確かにするけれど……、リズの言うとおりで、そしてリュウキが言ってくれた言葉を口に出していってみて、安心をした様だ。
……ちょっとだけだけど。
「う〜ん……よしっ!! もう、考えるの止め! 悪い風に考えるのは悪い癖だよっ! 私っ!!」
ぐっと、力を1つ入れるとアイテムウインドウを開く。そして、装備を普段着に変更、そしてエプロンを装着。
「リュウキくんがいつ帰ってきても良いように、ご飯作って待ってよう!」
この世界での料理はあっという間に出来上がるから……基本的に下準備は必要なく帰ってきてからでも十分間に合うのだけど……。
まぁ、レイナは気を紛らわせたかったようだ。
そして、その数十分後。
「ただいま」
リュウキが戻ってきた様だ。レイナは、その声に気づいて足早に出迎えに行く。
「お、おかえり、リュウキくんっ!ゆっくりだったね?その……何処言ってたの??」
探りを入れる様で何だか後ろめたさをなぜか自分が感じてしまっていた様だけど、何とか聞くことが出来た様だ。リュウキはそのレイナの言葉を聞きいて。
「ん……ちょっとな」
「ちょっと……って?(うぅ……やっぱり 何か隠してるの〜?)」
「そうだな……もう、良いか」
リュウキはそう言うと、レイナの傍による。レイナは何だろう?と首をかしげていた。
「レイナ、ちょっと手を出してくれないか……? 後、目も瞑ってくれたら嬉しいな」
「え? ええ? 何?」
「ちょっと、だよ。頼む。何も聞かずにしてくれないか?」
「う、うん……」
レイナは、目を瞑って右手を差し出した。リュウキはそれを確認すると……、レイナの手を取った。
「ん……? (なんだろう……)」
レイナは、声に出して聞こうとしたが……とりあえず、リュウキを待った。そして……自身の指に何かをつけてくれている感触が。
「ッ!?」
「もう、良いよ」
「あっ……こ、これって……?」
レイナは、右手を見てみる。その手の薬指には、銀色に輝く指輪が付けられていた。
「えっと……、悪かったな。……黙ってて」
「ゆび……わ?」
「ああ。装飾品としての指輪は多数
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