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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第106話 そうだ、大胆にいってみよう!
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はーい! ほーら、口を噤んじゃダメ。ここ あたししかいないから、さ、言いなさいって。奮ってどーぞ!」
リズの言葉を聞いて……レイナは一気に顔を紅潮させた。何度も聞いてるリュウキの言葉。
忘れる筈がない。でも、流石に人前でいうのは……と思ったのだけど、リズの表情は真剣そのものだから……。
「え、えっと……///りゅ、リュウキ君は、わ、私が……一番……っ///」
「そ、 そ・れ! ……アイツはレイの事が一番なの。それ以外は有り得ないの。(ああ、もう!妬けちゃうなぁ!!)……だからね」
リズは、レイナの頭を軽く撫でると。
「レイがリュウキの事を信じてあげなくてどうするのよ。リュウキがレイの事、裏切る筈無いでしょ? 絶対に」
「っ……!! う、うん」
レイナは、リズの言葉を聴いて小さく頷いた。そして、立ち上がると。
「ご、ごめんなさいリズさん。愚痴っぽくなっちゃってたね。黙ってリュウキくんからの言葉を待つよ」
「はいはい。しっかりやんなさいよ? 勝負下着だって、いつもつけてるんでしょ?」
「っっ〜〜!! な、なにをっ!?」
「ふふ〜〜ん、あんた達姉妹の事はお見通しなんだからね〜?」
「も、もうっ///! リズさんっ!!」
こうして、レイナは22層の家へと戻っていった。リズはその背中を眺めて。
「全く〜本当に贅沢な悩みだこと」
そうボヤくと、再び工房内へと戻っていった。出番がしれっと増えてる事だけは、良いのだけど……ポジションにやや不満があるリズだった。
〜第66層 スカルナイト〜
そこは、ホラーイメージが漂う古城迷宮。
基本的にこの層を根城にしているプレイヤーは少ない。その理由は、この手の風景が苦手と言う理由が多いだろう。だが、2人連れのプレイヤーを見かける事はある。それは第47層のフローリアと似たような光景。女性プレイヤーを男性プレイヤーがまるで守る様に寄り添いながら歩いている姿だった。
「ふぅ……大体、素材集めは終了か。……だけど、こう言う所に遊びに来るのも良いと言う事、なのか?」
男女ペアのプレイヤーが何人かいたのを見てリュウキはそう思った。
これまでで、レイナと一緒に来た層は多数あるが、この手の層である65、66層にはまだ足を踏み入れていない。レイナが行きたい所の指定ではここは無かったからだ。……今度、提案してみるのも良いかもしれないと、思ったリュウキだった。
それは、レイナにとって良いのか悪いのか……微妙な所である。
「さて、それはそれとして、とりあえず戻るか。えっとレイナは……」
リュウキは、レイナの位置情報を確認する。どうやら、レイナは22層の家へと戻ってきている様だ。
「心配
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