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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第106話 そうだ、大胆にいってみよう!
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で、あたしの所に来たんだ?」
「うん……」
レイナは散々迷った後、リズの所へとやってきていた。
以前にも、リズにはこの手の話で大分世話になっているのだ。……レイナとしては、また……リズに迷惑をかけるのではないか?と思ってしまっていたから、行きにくかった様だ。それに、姉のアスナ自身も今は何やら忙しいらしくて 会えなかったから。
だから、もう、リズしかいなかったのだ。
「うー……、ごめんなさい。また、こんな相談なんてしに来て……」
レイナはまずリズに頭を下げる。以前あって手前……またか?と思われていても不思議じゃないんだから。
「いーの、いーの。迷惑なんてこれっぽっちも思ってないからさ?」
リズは笑顔でそう答える。
確かに、レイナは気にしている様子だけど、以前とは比べるものではない。拒絶された……等じゃなくて、隠れて何かをしている程度のものだったから。ただ……それが何処か寂しかったようだ。
「リズさんは、リュウキくんから何か聞いてないかな……?」
「ん〜? あたし??」
リズは、人差し指を口元につけながら上を見上げる。何から数秒間、考えた後。
「一応、聞いてるよ? そのリュウキの内容はね」
「ほ、ほんとっ?? な、何をしてるのっ?リュウキ君っ危ないこととかしてない??」
レイナは思わずカウンターに乗り出しそうな勢いでリズに詰め寄るが、とりあえずリズはレイナを諌めた後。
「ちょっと待ってって。最後まで聞いて」
「え、う、うん」
「聞いてる事は聞いてるよ? でも……言わない」
「……え。……ええええ!?!?!?」
まさかの拒否にレイナは思わず大声を出してしまった。でも、リズはたまに意地悪をする事があるから、レイナは少し頬を膨らませる。
「うぅ〜……り、リズさん。私をイジめて楽しいんだ……」
「ちっがーうわよ! ま、否定はしないけど」
「ひどいよぉ……」
「はは、うそうそ」
リズは、正面からレイナの顔を見て答える。
「これはイジワルなんかじゃないよ。……こういうのは、本人から聞いた方が良いでしょ? 絶対。それにリュウキだって、自分で言うまで知られたくないでしょうし……」
「う〜……それはそうだと思うけど……、やっぱり、モヤモヤが晴れなくて」
「はぁ……仕方ないなぁ、よーし、レイ? ……リュウキのレイに対してよく言う口癖、まずは復唱してみなさい」
リズは、人差し指をレイナの顔の前で立てながらそう言う。まるで、出来の悪い生徒に親身になって教える教師の様に。
「……え? 口癖?」
「そ、小っ恥ずかしくなる様なセリフを臆面もなく言うでしょ? あいつは。ん〜忘れた〜なんて言わないわよね? レイ?」
「……っっ///」
「
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