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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第106話 そうだ、大胆にいってみよう!
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くれてないみたい……だし」
「?? そ、そんな事、ないぞ? 逆だよ。ちょっとドキドキし過ぎて、心労してしまったと思った程だよ」
「ええっ!? で、でも、今朝お姉ちゃんの所で、キリトくんと言ってたじゃん」
「キリトと?」
リュウキはレイナが言っている事の意味がイマイチ判らない様だ。レイナは、はっ、としてリュウキに謝る。
「ご、ごめんなさい……2人が話してるの、聞いちゃって……だから私、大胆にって……」
「キリトと……キリトと……、あ、ああ。キリトと話てたのは、装備の話だよ。裸っていうのは装備無し状態の事、……つまり防御を全く捨てた状態での戦闘の事だ。危険だけど、反射神経と緊張感をもつ戦闘が出来る、程よい緊張感ある戦いを続けたら、通常戦闘でミスが少なくなるからな?」
「……!??!?」
リュウキの言葉を聴いて思わず身を乗り出してしまうレイナ。つまり、刺激というのは、戦闘時の緊張感の事を言っている様だった。
「え、ええ!! じゃ、じゃあ、私がこれまでしてた事って……〜〜〜っっ///」
思わず、枕に顔を埋めて足をバタバタとさせた。
「わ、私のバカバカバカ!!! は、はやとちりしちゃって〜〜///」
今日1日、レイナの様子がおかしかった理由が、この時リュウキは漸く理解できた。
「あぅ………、りゅ、リューキくん……っ わ、わたしを見ないでー……」
あまりの羞恥からか、レイナは涙まで流していた。そんなレイナの背中を軽く撫でるとリュウキは。
「ちゃんと、気づいてあげれなくてゴメンなレイナ。でも、今日のレイナ……本当に綺麗で、可愛かったよ。……正直、ドキドキが止められそうになかったんだ。でも、レイナを傷付けたくなかったから……その」
「りゅ、リュウキくんっ……? わ、私はリュウキくんが好きだから、傷つけられたなんて思わないからっ……、わ、私だって リュウキくんともっともっと、そ、その、あの、時……みたいに……愛し……合いたいから……」
いつもなら口が裂けても言えそうに無いセリフだったけれど、これだけ晒したのだからレイナは想いを全て言った。温かさに飢えているのは自分も同じだと。
「……レイナ」
リュウキはそっと、レイナに口付けを交わした。そして……、その後、例の解除コードを外し。
「明るいのは、嫌……、だったよな?」
「う、うん……ちょっと……」
窓際に、備えられている操作メニューに触れ、操作をする。
すると四隅に設置された照明用のランタンの全てが消え失せ……残りは窓から届く月明かりのみ。そして、視界は暗視モードに切り替わるから薄青い色彩に染まり、更に雰囲気が一段階増した。
「リュウキ……くん」
「レイナ……」
2人は見つめ合い……ゆっくり
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