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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第105話 料理への想いと鼠の初恋
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ム名ダケド、情報なんて大半は眉唾ダし、その中から本物を探り当てるのガ情報屋の仕事、無償提供なんだシ、スキルに関してハ、空振りでも怒らないでクレよ?」
「う〜ん……まぁ、でも美味しいキノコを手に入れられるのなら……」
レイナは返答に迷っていた時。すぐ後ろにモンスターが現れていた。
昆虫タイプのモンスター《アーマー・ビー》
アルゴとの会話で、キノコに夢中になっていたレイナは気づくのが一瞬遅れてしまったのだ。
だが。
「フッ!!」
アルゴは、素早く自分の武器であるナックル系の装備。
《クレイモア・クロー》
三本の鉤爪が、アーマー・ビーの胴体を貫き、それがカウンターアタック、クリティカル・ヒットとなって、一撃で四散した。
「ウーム、ここの敵はなかなか隠蔽スキルが高いネ。コリャ」
アルゴは、獲得経験値、コルを確認しながらそう呟く。攻略組のトップクラスであるレイナが気付かなかったくらいだ。一撃の威力は少なそうだが、状態異常の攻撃であれば、油断はできないのだ。
「ご、ごめんなさい、アルゴさん……油断してた」
「良いっテ良いってテ! ……ん〜、そうダナ? 今後のリューとの関係の変化を逐一、他のプレイヤーへの売り物にサセテくれたら「ダメぇぇ!!」ジョーダンジョーダン♪」
レイナはブンブンと首を振った。
自分としては、こっそり?とリュウキの事を想い……そして 行動をしているつもりなのに、そんな事を公開された日には、恥ずかしすぎてどうにかなりそうだと思っている様だ。……相変わらずだ、と思ってしますのはアルゴである。レイナが相変わらず、可愛いのである。
「アハハ、アーちゃん、レーちゃんの姉妹とは色々合った仲ダシナ? アーちゃんに関してはオッパイ見せた仲だシ!」
「うぇぇ!? な、なんで?? お姉ちゃんが??」
「アッハッハ! キー坊の前に、オレっちに見せてくれたんダヨ。レーちゃんにも頼もうかナ? リューの前に、オレっちに」
「だ、だ、ダメですっっ!! そ、そんなの嫌ですっ!!」
レイナは更に首を横に振る。それを見たアルゴは、更にニカリと笑い……。
「じゃ、リューの次に予約ヲ!」
「ダメですっっ!!」
そんな感じで、楽しそうに森の奥の滝を、幻のキノコを目指して、奥へと進んでいったのだった。そして、進む事1時間。目的の場所、大きな滝のある場所に到着した。
「おー、アソコっぽいね」
アルゴが覗きながらつぶやく。
位置情報的には間違いなく、滝を思い切り主張しているかの様な場所だ。
「早速キノコ、探すカ「待ってっ!!」ワっ!?」
アルゴは、進もうと歩を進め様とした時、レイナは思い切りアルゴの手を引いた。
「ちょっ、レーちゃん!?」
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