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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第105話 料理への想いと鼠の初恋
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一緒に行動する様な事は無かったからレイナは少なからず驚いた様だ。だけど、それは全く問題なかった。情報屋を生業としているアルゴだが、その情報を得る為に、危険地帯である前線に赴くことだってある。
Lv自体も攻略組程では無いが十分あるのだ。
「それデネ。東の山脈を越えた先にアル、小さな村に《料理の奥義》みたいな物を伝授してもらえるクエストがあるらしいんダ。ま、現段階ではかなり胡散臭い案件だけど情報屋としてはネ、一応確認しておきたいんだヨ。ただ、1人で行くには危険な距離だシ……、その点はレーちゃんの様なコがいてくれたら最適なのサ!」
「あー、成る程、私がボディーガードをしたら良いって訳だね? うんっ! 良いよ」
「流石、レーちゃん!話が判るネ〜」
レイナは2つ返事でOKを出して、アルゴとハイタッチを交わした。
……その後、アルゴの言う小さな村にある《レストラン・DON》でその情報を取得。オーナーシェフの依頼を受けて、クエストフラグが立ち、スタートしたのだ。
「ビンゴっ! だね?」
「オー。ここまで順調ダ」
勿論、2人はそのクエストを受ける。クエスト名はアルゴの情報通りの《料理の奥義》。
□ □ □
【収集】料理の奥義、幻のキノコを求めて
危険地帯である西の森の奥地にある滝の傍にある幻と言われているキノコを取って来てもらいたい。
十分なお礼をするので宜しく頼みます。
コプリーヌ・キノコ 0/3
□ □ □
「ん〜、それにしてもサ。料理のスキル上達、もしくは料理関係アイテムの取得クエストがこんなにメンドイとはネ、レーちゃんと一緒に来て正解だったヨ」
「そーですね。ここのMobも結構厄介なのが多いですし。でも キノコですからね、それを取ってきて料理したら……スキルが上がるのかな?もしくはお礼も、って言ってたから、何かレアな料理道具的な物をくれたりするのかな?」
「さぁ?」
「むー、さぁって! 情報屋じゃん! アルゴさんは!」
アルゴのあっけらかんとした返答に思わず苦言を言ってしまうレイナ。だが、アルゴは当然だといった様に続ける。
「キノコだからネー、多分料理でしょ? って感じダネ。正直なトコロ。それに《コプリーヌ》って名前からしてもそうダロ?」
「んー、それは確かにね。日本語名《ササクレヒトヨタケ》。ヨーロッパでは高級キノコとして知られてるけど、日本じゃ、栽培してるところ、少ないから正に幻だよね。うん、それを聞いただけでも期待できるっ!」
「あー、確かに期待出来るアイテ
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