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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第105話 料理への想いと鼠の初恋
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に限ってそんなノは、無イだろうネ。あんな娘、なかなか居ナイんだヨ〜? 大事にシナきャダヨ」
「判ってる。大切な人だ。レイナは」
アルゴの言葉に大真面目で、そう返すリュウキ。本人はからかう気満々だったんだけど……、そう返されてしまったら、ちょっと苦笑いもするし、複雑な気分だ。アルゴとリュウキの付き合いはそこそこ長い。情報屋と情報提供者の関係だからだ。この世界で、レイナ、アスナ、キリトの次長いと言ってもいいだろう。(描写無かったけど……)正直、アルゴの中に、リュウキに関する何かが芽生えていてもおかしくないんだ。
「ん? どうしたんだ?」
「ンヤ! 何でもナイさ!」
アルゴは、リュウキの言葉を聞いて、思わず赤くさせつつ ぷいっとそっぽ向いた。
(ハァ〜……やっぱ鈍感ダナ。当時のレーちゃんの気持ちがよく判ルと言っタものダヨ)
レイナのリュウキに対する追っかけは本当に見てて微笑ましいものだったのだ。リュウキに関する情報をよく聞きにアルゴの所へと何度も足を運ぶくらいだから。そして、勿論ギルド関係の仕事も手を抜いていないときたら更に驚愕だ。どれだけの精神力(体力?)なのだ?と思えるのだが、所謂、恋する乙女、愛の力と言うヤツだろう。
思ってて恥ずかしいものだけど、あの神がかり的な行動力の原動力はそこから来てるとしか思えないから。
「アハハ、ソー言えば知ってルか? リュー。レーちゃんの料理スキル獲得エピソードを!」
「ん? エピソード? ……ん、味覚エンジンを全部解析したり、コンプリートさせたり……ん、その程度しか知らないかな」
リュウキはアルゴの言葉を聴いてそう答えた。コンプリートした当初は、本当に驚愕したし、料理を極めてると言う話を聞いた時、正直……必要か?とも思ったものだけど、料理の美味しさ、NPCが経営するレストランとは比べ物にならない事を知った今、認識をリュウキは改めていた。
『本当に美味しい料理、教えてあげる』
レイナにそう言われて、教えてもらえたんだ。大切なものだと言う事を、この世界においても。
「ムフフ〜っ 格安でいいヨ。5千でどうだ?」
「……ん、興味はあるんだ。だけど今はちょっと金欠でな。ん……ツケといてくれ」
「ホイホイ、リューは信頼出来るからナ。ソレでOKOK。ニヒヒ〜あれはいつだったかナ〜」
〜第35層 ミーチェ〜
多分……1年くらいは前の話。
レイナは、アルゴにある情報を聞くために、待ち合わせをしていた。
「レーちゃん? 今日は何ダ? リューの情報ナラ、昨日あげタヤツが最新だシ、更新はマダだぞ?」
「え、えっとね? 今日は違うんだー……えっと、その……」
レイナは少しオドオドしながら、アルゴに聞
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