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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第104話 大切な親友
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レイナの方を見るリズ。
「リズさんのおかげで私は勇気が持てたんだ。……あの時、リズさんが抱きしめてくれたおかげで、私は立ち直る事ができた。……本当にリズさんにはお世話になりっぱなしだから、一言、直接改めてお礼を言いたくて」
レイナは、真面目にそう言っていた。……そんなセリフを真顔で言われちゃったから、リズの方が照れてしまう。
「オレも同じだよリズ。レイナと同じ気持ち。……あの時、リズがオレに話してくれたから、オレの事を聞いてくれたから、オレは向き合う事が出来た。……立ち直る事が出来たんだ。それに、工房の件だってある。……感謝してるよ」
リュウキと言い、このコと言い……いろんな意味で似た者だと思えてならないリズだった。本当に真顔で言っちゃってくれるんだから、臆面もなく。
「……あはは! なーに言ってんのよっ! 私達、友達じゃない! そんなのとーぜんとーぜんだって。それにね、あんた達が元気が無かったら私も、皆も元気が無くなっちゃうんだよ? それに、レイ達のおかげで、着々と攻略が進んでるんだから。お互い様だって」
リズはそう言って笑いかけた。
リュウキもレイナも、共に笑い……そして、3人は握手を交わしていた。小っ恥ずかしい!っとも思えたけれど、それでも良い。この2人と出会えた事が自分にとっての何よりの宝だから。
あのくらいの事なら 随分と安いモノだとリズは思いながら笑っていた。
更に聞く所によると……お礼と一緒に、この度の結婚報告に直接来たとの事だった。
レイナはメッセージは送っているけれど、やっぱり直接言いたかったのだ。何度でも言うけれど、あの時……リズには本当に世話になったから。立ち直れそうになく、涙を流してしまった自分を包み込んでくれた、そんな優しい友達。だからこそ、感謝の言葉と無事、想いが伝わって結婚出来た事を報告したかったのだ。
「じゃ、今日はあんた達が主役でいいんじゃない?ちゃ〜んとおもてなし、してあげるからね〜。ちょっと座ってて。お茶入れるから」
「あ、そんな、そこまでは……」
「良いって良いって。私がしたいんだからさ?リュウキにも沢山、たくさ〜〜ん貰ってるし?」
ニヤリと笑ってそう言うリズ。明らかにからかっている顔だ。レイナもそれはいい加減わかってきてるから、頬を膨らませる。
「ぶーー、リズさん……また楽しんでる!」
「あはは!ごめんごめん。リュウキも座ってて。前に入れたげたヤツ、もう一度ご馳走してあげる」
「……ああ、ありがとう、リズ」
2人のやり取りを見てて、そしてリズにもそう言われて。リュウキの表情は綻び、柔らかくなる。レイナはいつも見ている顔だからなんともないけど、リズはそうはいかない。あの時以来見ていないから直接そんなの見たら、また赤
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