暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第104話 大切な親友
[8/13]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
…」
レイナはそこまでゆっくり出来ないと言おうとしたが……口をつぐんだ。今、この瞬間を楽しむ、精一杯幸せを噛みしめると思ってるのに、その言葉、戻ると言う言葉はあまり使いたくなかったのだ。
「あーはいはい。そこまで深く考えなくたっていいわよ? 相変わらずだね。リュウキもレイも。ほらほら、入った入った」
リズはやれやれと、していたが、とりあえず扉を全開にして、2人を迎え入れた。
そして、2人を入れたのを確認すると、閉店を意味する『CLOSED』の立掛けを扉の前に置く。職人プレイヤー、店を持つ職人アイテムで合った為以前リズは購入したのだ。これにより、リズは店の時間帯を好きに変えられるのだ。
……ただ、信用問題にもなるから、妄りに使ったりは出来ないけれど。もしも、客が来たら、メッセージを送るよう促す文も添えている。
本当によくできたゲームだって改めて思っていた。
「じゃあ、改めて お邪魔しますっ!」
「ん。失礼するよ」
「そんな畏まらなくたって良いわよ。だ〜って レイやアスナなんて、勝手知ったる他人の工房状態だったじゃない?」
「あ〜、それ言われちゃったら グゥの音も出ないかな〜。癖になってたからね。お姉ちゃんと私」
リズの言葉に、思わずレイナは頭をグーでこつぎながら舌をペロリと出していた。
本当に仕草の一つ一つが愛らしい。
美人の分類に入る癖に、幼さも残っているから、更に強攻撃だ。落ない男なんていないって思えた。……それに、この男だって最終的には落ちたんだから。
「??」
リズの視線に気になったリュウキだったが、直ぐにリズはニカッとレイナを見て笑った為、何も言わなかった。
「えっとね、突然押しかけてごめんなさい、リズさん」
「な〜に言ってんのって。二人ならいつだって大歓迎よ?んで、今日はどうしたの?武具のメンテ……っぽい格好じゃないわよね?」
リズは、2人の全身を満遍なく確認しながらそう言う。この2人がつけている普段着……、所謂 某有名RPGで言う た○びとの服の様なもので、防御等のステータスは殆ど0に等しい。ただ、敏捷性だけは上昇するけど……それは軽量化しただけでだ。でも、この装備でも通常生活をするだけならば、問題ないのだ。色もお好みでカスタマイズ出来るから、おしゃれアイテムにも早変わりする。
「んっとね……、今日はリズさんにお礼を言いに来たんだ」
「ん? 礼?」
リズはきょとんとした。
一瞬『レイが礼を?』とか言いそうになったけど……、あのドラゴンが住む55層の氷雪地帯、西の山の風よりも寒〜〜い風が吹きすさびそうになった為、直前で何とか口を噤めた。オヤジギャグとも言われても嫌だし。
とりあえず、ふざけた事を考えるのを止めて、
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ