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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第104話 大切な親友
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い出したようにパタパタと早歩きでキッチンへと向かうレイナ。まるで スキップをしているのではないか、と思えるような足取りと楽しそうな雰囲気をみたリュウキはそれだけで一日が穏やかでいられると想っていた。
――……その後、朝食を済ませ2人で出かけた。
気候はリュウキの言うとおり素晴らしいもので歩いているだけでも気持ち良い。
「あはは……、リュウキ君たちとお昼寝した時もこんな陽気だったよね?」
レイナは両手を広げ、日光を身体に浴びながらそう聞いていた。日差しの温かさが全身を包み込んでくれる。とても気持ちよくレイナは感じていた。
「ん……。あの時と負けずと劣らないものだな」
リュウキも頷きながらそう答える。……ここが仮想空間だとは本当に思えない。
現実で……本当にデートをしているんだって思えるんだ。レイナは風を、太陽を感じながらくるりと身体を回転させ、リュウキの方を見た。その表情はほんのりと赤みを帯びている。
照れくさそうに手をもじもじさせていて……、そしてそれを見たリュウキは察したようだ。まだまだ鈍感君な彼だけど、徐々に解っていってる様だ。レイナの事……ならだけれど。
リュウキはレイナの傍まで行き。
「レイナ」
微笑むと右手を差し出した。『手を繋いで歩こう。そう、恋人がしているみたいに』と言う様に。
……厳密には結婚までしている2人だけれど。最前線ではこんな事、中々出来るものじゃない。
顔見知りも沢山いるし、何よりどうしても注目が集まってしまう。……レイナの為なら大丈夫と公言しているリュウキだけれど、流石にレイナ自身も恥かしいから配慮していたんだ。
だけど、ここは下層。
攻略組などは一切いなく、いたとしても数人。特別なクエストがあるわけでもないから、限りなく可能性は0だろう。そして、ここは絶景のポイントだけれど、ログハウスはこの層としては破格の値段。
おいそれと手が出せる値段ではないのだ。
だから……、人はいないだろうと。でも……。
「「あっ……!」」
「………」
「ッ……」
――……ある〜日♪ 森の中〜♪ ???さんに♪
……ばったりと出会ってしまった。
誰もいないだろうな〜って想ってたけれど、よくよく考えたらホームは同じ地区にあるんだから そりゃ会うだろう。位置は湖畔を挟んだ反対側の森にあるログハウスだ。 徒歩で数分の距離なんだから。
とまあ、出会ってしまったのは誰なのかは察していると思うがキリトとアスナ。曲がり角でばったり!的な感じで、沿道の曲がり角で出会った。……キリトはアスナを肩車してて、アスナは木の実を取ったり、景色を楽しんだり……。
そして、視線が交わる。
「わぁぁっ!! れ、レイッ!!」
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