暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第104話 大切な親友
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 アスナとキリトが結婚し、リュウキがこの家を見つけ引越ししてから2日後の朝の事。

レイナは、毎朝起床アラームを7時50分にセットしている。なぜ、そんな中途半端な時間なのかと言うと……、実はこれは姉のアスナの案なのだ。

 キリトの起床時間が朝8時。
 アスナは、隣で眠る姿を見るのが好きなのだ。それはレイナもまったくの同意。

 リュウキの寝顔を見るのは本当に至福の時って思える程に。リュウキ自身も、レイナのおかげも合ってか、普通の生活については解ってきているようで……。

 前みたいに、『睡眠?5日は寝ていないが?』とか、『睡眠?30分ほどで十分だろう?』とかはなくなっていた。

 睡眠時間についても、大体の一般の人がとる時間も教えてもらって……、それで起床アラームのセットも行っているのだ。これは、レイナの策士?って想ったけれど、リュウキ自身の為でもあるんだから。
脳でプレイする以上は睡眠は必要なものだ。如何に他の人も言っている様に超人扱いされているリュウキだってそれは例外じゃない筈だから。

 単純に、リュウキは生活の大体のリズムと言うものをレイナやアスナ、キリトに聞いていて、タイムスケジュールも出来たのだ。……現実世界では、爺やがしっかりと体調管理をしてくれていたんだけれど。この約2年程の期間で忘れちゃったみたいだ。 

――……リュウキが目を覚ますまでの10分間。

 彼の寝顔を眺めるレイナ。想いが伝わって、結婚して……約半年になるけれど。この世界で誰よりも彼の事を見ていて……誰よりも愛する人だけれど、やっぱりリュウキに関してはまだまだ、わからない事、知らない事も多い。それは寝顔のひとつにとっても言える事。そして……、初めて会ったあの時から思っていた事だけれど、リュウキの顔はとても整っており、寝顔ともなると、髪をもう少し伸ばせば女の子に間違われかねない様な顔。美少年……といえばその分類になるって思う。

 普段の彼はとても凛々しく、格好良いとおもうけれど今は可愛いとさえ思ってしまう。そんな顔を見ていたら、だんだん年齢だって解らなくなってくるんだ。少しばかり斜めに構えてレイナはリュウキの顔を見た。攻略しているときの逞しさ、頼もしさを見れば自分よりもしっかりしているから、歳上だって思えてるんだけれど……今の彼を見たら、歳下?っとも思える。深い眠りに落ちているリュウキの寝顔は無邪気と言っていいほど、あどけなさがあるんだ。だからこそ、歳下の少年……歳下の美少年のように見えてしまう。

 本当の歳を聞いてみようか……とも思ったけれど、やっぱり現実世界の事を話すと今この場、この場所が仮想世界と言う薄っぺらなものになってしまいそうで怖いのだ。

 以前……リュウキが不安に感じていたこと。

 それはレイナの
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