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魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
99話:力の意味とはなんなのか
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その場を任された部隊の面々は四人の戦いぶりに感嘆していた。まぁつい数カ月前までの実力を考えれば、こういう反応も当たり前なのだが。
そんな急成長をさせた張本人―――なのはとヴィータは、その言葉を聞いた瞬間、若干頬の緊張を緩め―――すぐに引き締めた。
その反応を、一つ残らず見逃さなかった士は、面白い物が見れたと少し口角を上げた。因みにこの表情は誰にも見られてない。
そして順調に進んでいき、フォワード四人は最後のV型に迫る。
手始めにキャロが召喚魔法で鎖を出し、V型を拘束―――した瞬間、V型に衝撃が走り、それにより鎖も壊れてしまった。
『『『『ッ!?』』』』
四人の表情に緊張が走り、また管制室の皆々にもその緊張が伝わる。
すぐさま行動を起こしたのは、シャーリーとティアナだった。V型に起きたことを調べ、すぐに内部エネルギーが膨張していることに気づくシャーリー。そしてそのことをいち早く伝えられたティアナは、すぐさま側の三人に指示を飛ばす。
そして数瞬の後―――モニターは白で塗りつぶされた。
『七番ホーム脇通路で爆発!』
『機動六課の交戦地点!』
『スターズ、ライトニング! 応答しろ…ッ!』
モニターが白から黒い煙へと変わる中、その場で調査していた他部隊の通信が聞こえる。
―――しかし、機動六課の管制室は、そんな慌てようなんてどこ吹く風。いつも通り落ち着いた感じで、管制を続けていた。
そして遂に煙が晴れていき―――スバルとティアナ、キャロの三人が障壁を張り爆発を防いでいる光景が映った。
そう、三人―――残る一人であるエリオは、ティアナの魔力弾とフリードを引きつれ、V型を爆発させた未確認(アンノウン)の場所を特定し、そこへ向かっていた。
これは先日、なのはがヘリを守ってフェイトが発見、迎撃した時と同じ戦略(パターン)。四人が先日の戦闘のデータを見て、自分達でもできるような形を作り上げた結果の、この戦略(パターン)だ。
その光景を見たなのはとヴィータは、またも嬉しそうな表情を―――ほんの少し見せた。気づいたのはやはり、士のみであったが。
しかし結果としては、未確認(アンノウン)の反応は途中で消え、逃げられてしまった。
その後も警戒態勢が敷かれたが、結局は何もなく。警戒態勢はすぐに解除され、この件は終わりを迎えた。
「士君、今回のガジェット出現、どう思う?」
「ふむ……新たなオプションの付いたV型の性能テスト、と見ていいんじゃないか? 今までとは違うものができたら、試したくなるのが科学者だし」
「一概にそうとも言い切れんけど、可能性が高いのも確か……まぁなんであれ、動きがあれば捜査も進みやすい。取りあえず前線の仕事はお終いや」
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