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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第103話 血盟騎士団・リュウキ
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の手の話をするのは極々普通だ。……でも、2人ともそういうのじゃなかったから。
「……オレは……えっと、い、一度、だけだ。だから……周期と言われても……」
バカ正直に答えるリュウキもリュウキだけど。
「な、なるほど……、やっぱしガッツくようなのは……駄目か。止めておいた方が……」
キリトは脳内のメモ帳に刻むようにそう呟いた。キリトは、アスナの事が好きだ。自分の半分は彼女のものだと言えるほどに。
そして……あの夜。
夜の営みも経験して……、あの温もりが忘れられないんだ。でもそれ以上に彼女を傷つけたくないとも思っているから。
だから、暴走する〜〜!!っとまでは行かないけれど、付き合ったことなど一度も無く経験不足な自分だから、自分より経験者に聞くのが一番だと思いリュウキに聞いたのだ。
そして、どうやら、リュウキは一度だけ……との事。
こんな会話聞かれてしまったら、あの2人から閃光を超える速度の拳で貫かれかねないから聞かれて無い事を何度もキリトは確認していた。
「………///」
リュウキもあの夜の事、思い出したようだった。如何に超が付くほどの鈍感な彼だが、年齢的には年頃の男の子だ。性欲だって勿論ある。
だが、キリト同様に、リュウキにも勿論 彼女を傷つけたくないと言う想いもそれ以上にあるから……。
2人は、この次の瞬間には瞬時に頭の中を切り替えようとして、話題変更へと精を出した。
どうやら、2人共が同じ考えだったようだから、それはスムーズに行けていたようだった。
ところで、女性陣のお2人も似たり寄ったりな状況でした。
『リュウキ君とその後はどうなの〜?』とか、『え〜……っと、キリト君とは?どう??』とか。
2人も赤くなっているが、男性陣とは違う様だ。アスナとレイナは、男性陣よりも長く、そしてガールズトークを十分に楽しんでいる様だったのだから。
そしてその後、今日団長に言われた事レイナはリュウキに伝えていた。
「………」
それを全て伝えたレイナは表情が暗かった。……何故なら、レイナはリュウキを苦しめたくなんかないと思っていたから。ギルドと言うコミュニティ。彼は過去にそこで辛い経験をしたんだ。
その話をしていた時の彼の顔は……、もう見たくないってずっと思っていた。
自分と一緒に、ずっと笑顔でって思っていたから。
「はは……」
リュウキはそんなレイナを見て、笑顔になりながらその頭を撫でた。柔らかな感触の栗色の髪はとても心地よく感じる。……レイナの香りがするんだ。
「……ずっと辛い思いをさせていたんだな。……俺のせいで」
そして、リュウキはレイナに謝罪をしていた。自身の過去の事……
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