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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第103話 血盟騎士団・リュウキ
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時のヒースクリフの言葉。アスナと共に一時脱退の申し出をした時の事だ。

『君達は必ず直ぐに戦線に帰ってくる。勿論、あの2人も……』

そういわれたのだ。まるで未来を見通せているかの様な物言いだった。それも、自分達だけじゃなく、リュウキとレイナの事も。まだ、2人は一時脱退届を出した訳じゃなかったのに。

「……? 何か不安があるのか?」

リュウキが考え込むキリトに聞くが。

「いや、何も無いさ。……暫くはアスナと穏やかに過ごしたいって強く思ってるのも事実だからな。不安なんて何も無い。……心配をかけるわけにもいかないから」

キリトは、穏やかな表情でそう言うと、アスナたちのほうを見た。彼女達は、キリトの視線には気づいていないようだ。楽しそうに姉妹で話をしている。
森や湖……大自然。こんな穏やかな層に来たのに、あのまるで血生臭さが漂ってきているかのような最前線の話しを今するのは酷と言うものだろう。

「……その点に関しては同意だ」

リュウキもレイナの方を見て、微笑みながら同意した。奇遇にも同じ層・エリアで家を購入したんだ。
今は、戦いの事より、これからのことを互いにアドバイスしあう方が、よっぽど有効な時間の使い方だろう。

そして、互いにこの層についてを話し合い、暫くして互いのパートナー。アスナとレイナの話になった。

「……な、なぁ、リュウキ」
「ん?」

キリトは、少し表情を赤くさせながら聞く。そして、アスナ・レイナの方をしきりに向いており、聞いていない事を確認をしていた。その行動を見たリュウキはこの時何を聞くつもりなのか解らなかったが。次の言葉を聞いてはっきりと判った。

「お前は……その、レイナとは、、、その、シ、シた(・・)のか?」
「…………」

 キリトのその言葉を聞いて、思わず固まってしまうのはリュウキ。想定外の質問であった為だ……
キリトはと言うと、口ごもり、表情は赤くはなってはいるものの、それは真剣そのものだった。
 そして、その意味、以前のリュウキなら『何を?』と真顔で返せれていたが、流石に経験した以上はわかる事だった。

「……そ、それは妄りに話すことじゃない だろう」

 リュウキも恥かしそうにそう答える。キリトはその反応だけでも十分だった。間違いなく……経験たと言う事が判った。

「い、いや……、その……すまん。ふざけてるわけじゃ……ない。本当に大真面目なつもりで……その、別に変な意味じゃないんだ!あの……、どの位の周期でって言うか……何って言うか……」

 キリトも、赤らめている。傍から見たら、一体なんなんだ?男同士で赤くして……ホモか?っとツッコみたい。

 ああ……ツッコみたい。

 でも、男であれば、年頃の男の子であればそ
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