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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第103話 血盟騎士団・リュウキ
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、と思えるシーンだった。
「あはは……。どうもありがとう。リュウキ君」
アスナはそんな2人を見て少し笑うと……、自分達のことを祝福してくれているのだから、リュウキにお礼を言っていた。そして、レイナは2人とも想いが伝わり、一緒になれた事を改めて実感して。
「……ほんとだねっ。……私達2人とも、願い……叶って良かったよ……。お姉ちゃん。おめでとうっ!」
レイナは、アスナの背中から両手を回し抱きしめた。
「う、うんっ///ありがと、レイ。そうだよね……。私達……の目標……だったもんね?」
アスナはレイナの手を取った。
それは、あの第1層BOSS攻略の後の事だった。2人の背中を見て追いついてみせるって思っていた。
目指すべきものが出来たと。
でも……、時を重ねるごとにその認識は変わっていた。
いつか……、追いついてみせるじゃない。いつか……いつか……。
『彼の隣にいたい。』
彼女達はそう強く想いだしていたんだ。だから、この世界で夢が叶ったとレイナは言っていて、アスナも頬を赤くさせながら頷いていた。本当に幸せをかみしめていたのだった。
暫く、キリトとリュウキ。アスナとレイナに分かれて談笑をしていた。
主に、キリト達が75層の攻略状況について。キリトとアスナが抜けることは、リュウキ自身も知っていたし、レイナの希望から自分達も一時前線から離れる事を決めていた。自分達の事を過大評価をしている訳ではないが、攻略スピードが変わってくると言う懸念も多数から聞こえてくる。因みに、4人の一時前線離脱の情報発信者はアルゴだった。
全く余計な事を……とも思ったが、思った以上に引き止めたりする声は無いのがせめてもの救いだった。キリトとアスナの事は、様々な憶測が飛ぶ段階だったが、レイナとリュウキは公認だ。それでも、あまりそういった声が飛んでこないのは、これまでの貢献、そして他のギルドの主要メンバーのサポートもあるだろう。
風林火山・聖竜連合・血盟騎士団。
アインクラッドのトップ3と言ってもいいギルドには其々に彼らの理解者がいる事も大きい事だった。
その事に関しては嬉しい事なのだが、やはり他の皆に負担がかかってしまう事を考えれば、複雑と言えば複雑だ。
「……皆なら大丈夫だろう。逆に、あまり心配しすぎたら彼らに対する侮辱になる」
リュウキはそう答えた。
74層のBOSS戦においては少人数での攻略だったが、それ以前はちゃんと上限までレイドを組み、共に攻略をしている。BOSS戦に参加するメンバーは、レベルにしても何にしても文句なしの実力者達だから。
「……そうだな」
キリトも頷いた。だが……、キリトはもう1つ思うところがあった。それは、あの
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