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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第103話 血盟騎士団・リュウキ
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たりすること、絶対にあるって思う。私だって同じだよ。……私はリュウキ君が傍にいてくれるから、安心出来るんだよ」
レイナはそう微笑みながら言うと。
「それに……私は何だか嬉しい」
「え?」
リュウキはその言葉の意味は理解できてなかった。
「私の前で……、リュウキ君は全部見せてくれるもん。強さも弱さも。それって……、私の事をいっぱい、いっぱい信頼してくれてるって事、でしょ?」
レイナは微笑みながらそう言った。自分自身の全てを見せてくれている。
強さだけじゃなく……弱さも。それが出来るのは、最大限に信頼してくれている証だって、わかる。この世界において、それは何よりの励みになるんだ。信じて、信じられているという関係は。
「………」
リュウキは、少しぽかんとしていた。でも、直ぐに笑って。
「……当然。最愛の人、だから。レイナは。大切な感情を教えてくれた…… 大好きな人、だから」
そう言うと、レイナを抱きしめる力を少し上げた。強く感じる。彼の想い、愛情が。……口にしたり、それどころか、思うだけで恥かしくなるけれど、
「私も……大好きだよ。リュウキ君」
抱きしめてくれているリュウキの手を、愛おしそうにレイナは?んだ。お互いにこの温もりを忘れない。……この世界で生まれた絆を決して忘れない。心を通じ合わせているのか、2人は同時にそう思っていた。
その温もりを強く感じていたその時。 リュウキの震えは露と消え去っていた。
〜第22層・コラル〜
場所は、第22層・コラルにあるログハウス、リュウキとレイナの新居兼別荘。今日から新婚・新居生活のはじまりはじまり……と言った所だと思えたが、生憎そこにいるのはリュウキとレイナだけじゃなかった。
「奇遇……、と言えばそうだな。偶然とは言え、同じ層の同じエリアでの家なんてな」
「ああ、……確かにそう、だな」
リュウキの前に、キリトがいたのだ。それまでの経緯を説明すると。
初めはレイナが、暫く……ギルドをお休みすると言う旨をヒースクリフに伝えに第55層のグランザム、血盟騎士団本部へと行っていた。……実を言うと、ヒースクリフはレイナが来る数十分前にアスナが一時退団の申し出をしているのを聞いていたんだ。ギルドでも屈指の実力者が3人も一時的にでも同時に抜けられるのは流石にキツイと思っていたようだ。
そこでヒースクリフが出した一時脱退の条件の内の1つがリュウキだった。
彼のギルドへの全面的な協力。……即ち、リュウキ自身もキリト同様に血盟騎士団へと入る事が条件、絶対条件だった。あの時の様に剣で語ると言う様な事は言わなかったけれど。
レイナは、この条件を聞いて表情が曇った。リュウキ
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